ペットショップとブリーダー。
今夜の ラジオ番組では
犬猫をペットショップで買わない選択肢
について お話をしました。
私は過去に2度 お店から猫を買っています。
ウッキーはブリーダーから
くるちゃんは悪徳業者で有名な六本木のショップで
10ヶ月売れ残っているのを見るに見かねて。。
ウッキーのブリーダーさんには
生後3ヶ月経って迎えに来るよう言われました。
その間 母親と兄弟と過ごして猫社会を学ばせ
心身の免疫力をつけるためです。
また、出産した母猫は暫くお休みのため
お店にも出なくなりました。
このようなちゃんとしたブリーダーさんは
とても少ないと思います。
りっちゃんとパンくんは里親として迎えましたが
里親になるには いろいろ条件もあり
臨機応変に対応してくれる保護主さんもいますが
基本的にお断りされる場合は
飼い主として適正ではないかも という事になります。
そんな人でもお金を出せば命を買うことができる
お店でも 買ってくれる人なら誰にでも売る
そのボロ儲けペット産業は
不幸な犬猫を作る元となっています。
ペットショップのケージに入っている
小さな仔犬は それはそれはとても可愛いです。
が、その子達を生んだ母犬は
十分な環境で育てられているでしょうか。
もしかしたら日の光も当たらない、
誰にも抱っこされたこともない
糞尿まみれの狭いケージの中で一生を過ごし
運動不足で足腰が弱って骨折したり
悪環境で病気になっても医者にも診せてもらえない
精神状態も良くない子かもしれない。
そんな母親から生まれた子犬が本当に健康か
考えると 恐ろしくなりますね。
もう何年も 動物愛護法の改正は実現していません。
その大きな原因は 反対議員の存在であり
その議員に政治献金するペット業界の存在です。
法改正の要請には 8週齢の件などありますが
デヴィ夫人が仰るように
ブリーダーとショップを免許制にすれば
かなりの問題をカバーできると私も思います。
当然、飼い主にも審査は必要だと思います。
小さくて可愛いからと衝動買いして
大きくなったら可愛くなくなった、粗相をした
噛んだ、吠えた、などを理由に虐待や放棄をする
そういう 本来犬を飼う資格のない飼い主もいます。
一番は ブリーダーとペットショップの問題。
次に 飼う側の問題。
取り締まる法律がなくても、私たちの良心で
そのブリーダーでは
ワンちゃん猫ちゃんが どのような環境で飼育され
出産の回数、頻度はどのくらいか
生後何日で母親から引き離され
オークションに出されるのか
どのペットショップが購入し
そのペットショップではどう飼育されているか
売れ残った子たちは どうなるのか
こういった疑問をガラス張りにしてくれる業者が
はたしてあるでしょうか。。
一連の流れを全て公開してくれる業者があるなら
ぜひ おしえて欲しいです。。
既に他の先進国では
ペットショップで生きた犬猫は売っていません。
ショップにあるのはペットのグッズやフードのみ。
フードに関しても基準が厳しく
良質なものは、ほぼ欧米で作られています。
日本のペットに対する意識は
まだまだ他の先進国より10年は遅れてる
というか、ペットだけでなく いろいろ
先進国とは言えない部分もあります。
まだ野蛮さが残ってる、というか。
大手ショップだから安心 とか 安易に考えないでね。
ペットビジネスの闇は思う以上に大きく
そこに儲かるビジネスが存在する限り
犠牲になる犬猫はなくなりません。
売れなかった子たちが どのような末路をたどるか
自分の"欲しい"欲だけ満足すればそれでいいのか
よくよく考えて欲しいです。
それは薬物や武器と同じく
「買う」ことでその商売を支援することになるので。
たとえ法律がなくても
犬猫はモノではなく感情のある命、としっかり認識し
悪徳業者を撲滅させるだけの社会的モラルが
この国でも育つことを願います。
また、犬猫の虐待は人間への虐待 育児放棄とも
密接なつながりがあります。
猫の虐待は殺人へエスカレートする一歩手前
ともよく言われますね。
すべて繋がっているのではないでしょうか。
愛の宿らない場所には悪魔が棲む
いつまでも繰り返さないため
法律に頼らず 良心で行動したいですね。
生き物を飼うのに適さない方のために
精巧なペットロボットの開発が進みますように。
なんでも飼い主の言うとおりになるロボット。。
殴られ、蹴られても 壊れないロボット。。
うちの近所では
老犬と足並み揃えてお散歩する飼い主さんや
足腰が弱ったわんちゃんを支えて歩く飼い主さんを
よく見かけます。
みんながそうだったらいいのにな。
令和の時代が
人と生き物に優しい時代となりますように。
パンくん、いたずら中。