ねこ活を通して思うこと その① | シンガーソングライター「*. ..やうこの猫的生活.. .*」Powered by Ameba

ねこ活を通して思うこと その①

パンくんに出会うまでの猫活を通して

様々な事、人間模様を見た気がします。

 

まず、譲渡のサイトを閲覧すると

「保健所の預かり期間が迫ってます!

なんとか助けてください」などの情報も多く

つい、その子を助けたくなって

山口県、高知県の保健所などに問い合わせもしました。

保健所の期限が切れた子は動物愛護センターに送られ

そこの医師が飼い猫としての適性があると判断すれば

里親を探す手続きが組まれるけれど

それ以外の子は殺処分の対象になってしまうとのこと

そんなこと聞いちゃったらほっとけないじゃん。

最悪引き取り手がいなければ現地に行くつもりでしたが

幸いどちらも保護団体が引取る事になり ひと安心。

 

その後、ラジオのディレクターに

保護猫活動をされている団体を紹介して頂き

保護猫カフェにも行きました。

1匹の老猫さんの預かりボランティアを依頼され

ものすごく悩んだんだけど

くるちゃんの看病を終えたばかりの私としては

暫くはその苦労から解放されたいという思いもあり

まずはりっちゃんとの相性のよい若めの子を探そうと

最初の希望どおり、半長毛の白黒で

物怖じしない穏やかな男の子を、、と探して

まさにドンピシャなパンくんに出会えました。

 

譲渡会などでもルールとしてよくあるのは

独身、老人の一人暮らし、同棲中のカップルなどは

飼い主の条件として外されるということ。

私の場合は家で仕事をしていて猫との時間が長く

例外的な「飼い主の優良物件」らしいですが

 

保護猫活動をされている方のなかには

人間不信になって心病んでる方も見受けられます。

確かに「飼いたいです」という人の家に行ってみたら

何十匹も多頭飼いで檻に入れっぱなしで飼う人がいたり

連絡を取り合ってたのに急に音信不通になったり

想像もつかないような目的で猫を欲しがる人もいるようで

そりゃあ人間不信になる要因はあるのだろうけど

自分の精神状態が危うくなるのでは本末転倒なので

盲目的な活動にならないようにすることも大事ね。

猫を救うにもまず人間関係です。

 

飼い主への条件もあまり厳しくしてしまうと

条件に満たない人はペットショップで買ってしまう。

すると悲劇が起こりやすくなる気もします。

 

飼っていた子を手放す理由としてよくあるのは

「引越し先がペット禁止なので」

「家族が重度の猫アレルギーなので」ですが

私は正直、それは理由になるのか 疑問です。

 

確かにペット可の物件はまだまだ少ない

猫への偏見が強い大家さんもいるし

何かあるとすぐ通報するご近所さんもいたりする。

だからといって数年一緒に過ごしてきた子を

手放すことができるのかな。。


私は以前ペット禁止物件に住んだ時

融通のきく管理会社の方に正直にお話をして

「ご近所の苦情があったら出てってくださいね」

という条件のもとで暮らしたことがあります。

いざとなれば猫ごと出ていく覚悟はあっても

猫を手放すという選択肢はありません。

手放す時は 私が死ぬとき。

 

かなりの猫アレルギーだったのに猫10匹飼ってる家に嫁ぎ、最終的にアレルギーを克服した子もいます。

「止むを得ず」というのは

面倒から逃げるための口実かなと

私にはそう感じてならないのです。。

大概の事は、努力と工夫と愛嬌で解決します。

それを「どうにもならない」と決めてしまうのは

その人の融通性の問題ではなかろうかと思います。

実際、頭の固い人は「こうでなくてはならない」

という思いが強く人のアドバイスを受け入れません。

そして 思うようにいかないと人のせいにしたり

「だって仕方がない」と言い切ります。

 

動物を飼うだけでなく、どんな場面でも

柔軟に対応する適応力は役に立ちます。

日頃から人付き合いが良好なら

何かあれば助け合いも生まれます。

ルールを守ることは大事だけど1番じゃない。

時にはルールを破ってでも大事なものを守る事こそ

意義があるのでは、と私は思います。

ルールなんて後からいくらでも変えられるのだから。

 

誰かが諦めて棄てた猫が 外で繁殖し

猫嫌いの人は気分を害す

過酷な生活を余儀なくされる子猫が増える。

そうならない為にも、日本もドイツのように

ペットショップで犬猫を売らない国になって欲しい

生き物を遺棄する人がいない世の中になって欲しい

これからも微力ながら発信し続けていきます。