バレリーヌ。

昨日 Iwakiバレエガラ公演 ぶじ終了しました。

最初から最後まで全部素敵なダンサーとミュージシャンによる作品ばかりで

いらしてくださったお客さまは

めいっぱい楽しめたのでは、と思います。

私の出演したOmni-Busは

幕が開ききる前の暗闇からダンスと音が同時に始まり

独創的なダンサー2人の動きとピアノのロングトーンの響き、チェロの低音が折り重なり、

最後はアヴェマリアの演奏にのせ、

2人の美しい動きと照明、セットの絶妙な動きで終了。

ブラボーの声を頂きました。

派手さでごまかすのでなく

大人の洗練された作品にしたい、

という遠藤さんの思い通りに仕上がったと思います

母やお友達、Robinちゃんも観に来てくれて

とっても喜んでくれました。

みんな、バレエというと敷居が高く感じるかもだけど

単純に美しいものを観ることに何も差はないよね。

楽屋にて。

赤いドレスのヴァイオリ二スト 会田桃子さん

Carmen は昨年も観ていたけど

桃子さんのヴァイオリンは情熱的で表現力豊かで

まぁまぁバイオリンの耳肥えてきた私でも

桃子さんの素晴らしさはがんがん伝わった！

実はこの日のメイク、マスカラもつけまもしてません

姐さんに「やうちゃんは目でっかいから いらない」

て言われました。

バレリーナのダブルラインに匹敵するでか目。

打ち上げにも参加させてもらいました。

ベテランダンサーたちの酔っ払いぶり笑

いや、一流の人ほど バカにふりきる。

鳥居かほりさんと高岸さんのJAZZもカッコよかった

真ん中は 新国立バレエ団のプリンシパル米沢唯さん

唯さんの踊りは本当に可憐で美しい！すき。

そして一緒に演じた 遠藤さん←酔っ払い

最後に 姐さんが

今の日本は政府の支援も減り

芸術への関心が減る一方だけど

美しいものを観て心を豊かにする事こそ大切で

私は ただ有名外国人ダンサーを呼んでチケット完売

はい、さようなら、という公演ではなく

何の支援もなくても、たとえ満席でなくとも

思いがあって集まってくれるダンサーたちがいてくれる限り、私はどんな犠牲も厭わずたたかいます。

と挨拶した言葉に深い共感と感動を覚えました。

私も同じ思いを抱いているよ、姐さん…

TVで宣伝してるから、みんなが知ってるから

そんな理由でコンサートや舞台を観に行く人が

日本人はどうしても多いのです。

一方で、世界で活躍するトップダンサーや演奏家

優秀な日本人はけっこうたくさんいます。

その人たちがみな活躍の場を海外に向けています。

秀逸な人材が生まれても、それを生かせる場が

日本にないことは事実で、その理由の１つとして

聴衆者の耳や目が育たないこともあるのです。

高嶋ちさ子さんのように

みんなが知ってる有名な曲のみを演奏し

ご自身のトークと演出でチケット完売 という

ひとつの成功をおさめているのもあるけれど

それは、普通に演奏してもチケットが売れないが故の

苦肉の策なのだと思います。

TVで宣伝してるから、有名だから という理由でなく

情報のアンテナを張れば けっこう国内でも素晴らしいものが上演されていると知ることと思うし

その中で自分で観劇するものを選んで欲しいです。

私も 万人にウケなくても、

やうこさんの歌が死ぬほど聴きたい とか

ミルヒの音楽に出会えてよかった、と

言ってもらえることが何より嬉しいし

その為の努力は惜しみません。

自分ができる、動かせることはまだまだ微力だけど

私に関わってくれる人たちがみんな笑顔でいてくれることが、結果的にステージに反映されると信じています。

幸江姐さんは常にチャレンジを続ける人

それがわかってるからみんな姐さんについていく。

その機動力は並大抵のものじゃないです。

私にはまだまだ姐さんのようなバイタリティはないけど、ひとつの指標として がんばります。

また異種格闘技的なかんじで

お互いのステージに出演できたらと願っています。

姐さんにステージに立ってもらうには

もっともっとがんばらないと。

みなさんにも ぜひ私の夢の後押しをしてもらえたら

嬉しいです。

くるちゃん、このステージに集中させてくれて

ありがとう。

くるちゃんは音楽が大好きだったからね。

それに歩き方がバレリーナみたい、て言われてた

きっとみててくれたと思う

ママがんばったよ！