オースターン。
この時期、欧米ではキリストの復活祭=イースター
休暇になります。
毎年、春分の日から最初の満月の後の日曜日がイースター当日で
今年は今日、4月16日でした(こちらはまだ夕方)
日本でも最近、むりやりGWに合わせて
卵探しのイベントやったりしてますが、
もともとは春の訪れを祝うお祭りで
ドイツやオーストリアではイースターEasterでなく
オースターン Ostern と呼ばれてます。
ドイツ圏ではウサギが卵の色付けをして
運んでくる役とされているので
街中のスーパーマーケットやショップで
卵とウサギのチョコレートが売られています。
ドイツのミュンヘンの空港でもいっぱいあったよ。
これはチョコレート会社リンツのディスプレイ
跳ねる動物なので飛躍の意味もあります。
オースター当日はお庭で、ウサギが埋めた卵を
子どもたちが探すわけですね。
今泊まってるグラーツでは
この休暇時期に合わせてあちこちで工事が始まり
ついには路面電車まで工事期間に入ってしまい…
おかげで普段ならすぐ乗れる電車が利用できず
ザルツブルクへの旅の時も
バス停まで20分以上歩きました。
そして昨日の土曜はスーパーも16時で閉店
日曜はどこもお休みだしもちろんコンビニもない
食料日用品を買っておかないとひもじい思いをします
でも、ひと昔前の日本もこうだったんだよね。
伝統を重んじるヨーロッパならではの風習習慣は
人との繋がり、物のありがたみを感じられます。
今日は朝早くから教会の鐘が鳴り響いてます。
せっかくなので、私もミサに参加しました。
オーケストラに少年合唱団にソロの歌手、
パイプオルガンがミサの進行とともに演奏されました
春の訪れへの喜びに満ちた雰囲気は
クリスマスの荘厳さとはまた違って明るく
ミサ中に「おめでとう」と言いながら近くの人と握手をしたりしてとてもよかったです。
最後にメサイヤのハレルヤコーラスが歌われて終了。
そういえば中学生の頃、母が参加するコーラスで
よくこのハレルヤも伴奏をさせられてた笑 ので
なんか懐かしく感じました。
オーケストラ演奏も全部頭の中で分割して聴こえた。
この時期に生のミサに参加することは
滞在中にしたいことのひとつだったので満足です。
今回はオペラの公演が滞在中になかったので
次に来た時には観劇したいです。
というわけで
みなさま、Frohe Ostern!