ぼくらはみんな | シンガーソングライター「*. ..やうこの猫的生活.. .*」Powered by Ameba

ぼくらはみんな

今朝は8時過ぎまでスタジオにて作業して頂きました。
なかなかいいかんじのMixに仕上がった!
まれ のように地道にコツコツ ぼちぼち後半戦だな。

今夜の番組(アルデンテルーム)は
鬱病と診断されたリスナーさんから届いた1通のメールを元に
お話を掘り下げてみました。

私を昔から知る方には周知の事だけど私自身、鬱経験者です。
人間不信で死ぬ事ばかり考えて、そのくせ極度に人恋しくて
処方された薬は飲まず、チョコレートばかり食べて激やせ。
だけどある日、もう全部ちゃんと消化して前に進もうと思い、
数年かけて自分を変えていった。
辛かった事は歌詞となり曲となり私の芸の肥やしとなった。
今も悩みや不安が生まれるときはあるけど
友人や先輩もいるし、もう二度と潜ることはないです。
短い人生、時間がもったいないです。

幼少の頃、知人の奥さんが、母親から遺伝で受け継いだ鬱病を
発症させた事をよく覚えています。
現代の日本における鬱病はそういった遺伝的なケースでなく
対人関係などの適応障害が殆どだよね。
日本人は几帳面、生真面目なので鬱病になりやすい国民
日本以外でも先進国の人は何かしら鬱を患っていると言われてる。
言ってしまえば みんなどっかおかしい、わけです。

私は決して鬱を「甘えだ、気合いで直せ」とは言わないよ
何もやる気が起きないなら、やらなくていい
仕事をやめる、人付き合いをやめる、
ストレスの元を断ち切るのは一番効果的だからね。
それが許されるならね。
でも「本当は頑張りたいのに頑張れない、周りが理解してくれない」
って嘆くのは どうかな。
家族や恋人、大切な友人を自ら負のエネルギーに巻き込んで
一緒に病ませてしまうくらいなら
一人で浮世離れした生活するほうがいいと思うけどね。

知り合いの娘さんは 就職してすぐ鬱になり
職場やめて暫くしたら助成金?みたいなのもらうようになり
今じゃ全く働かず、週末は彼氏とデートしてるんだって。
そういう人もいるんだね。
国民三大義務を果たしてない人、どれだけいるんだろう。
母は言う。
『今の世の中って 弱みを強みにしてる人っていうか
弱者を装ってる人が一番、開き直ってて強くない?』

私の周りには薬飲みながら頑張ってる子もいる。
責任ある立場になれば休んでもいられない。
でも何より、やりがいがあるから仕事をしてる。
世の中がどうだとか、医者がこう言ったから でなく
自分がどう生きたい、自分はどうしたい、と考えれば
自然と行動は変わってくると思う。

私を救ってくれた人、言葉はたくさんあるけど
「やうこは素晴らしい人やからそのままでえぇ。
でもあんまりこうでなくちゃと決めずに適当にしてたらえぇで」
この言葉のおかげで私はある人との関係を劇的に改善できました。
この友人、私の話を真剣にふむふむ、て聞いてくれるんだけど
最後は「まぁ全部まとめて しょっぱいな」で終わり。
彼は問題への対処、解消法がとてもシンプル。
美味しいもの食べて笑って、お節介焼いたり焼かれたり、
そういう土壌は病む人間を作らないんだろうと感じます。

適度な運動、脳が喜ぶ食事、いい意味で適当になる。
こうでなくちゃいけない、こうじゃなかったらもう先はない
そんなことはないんだな。
他人はそれほど自分のことを見てないし気にしてない。
世の中の流れに乗ってなくてもなんてことない。
自分はちゃんと価値のある人間
そう思える人は心穏やかでいられると思います。

私は当たり障りのない言葉で
毒にも薬にもならない番組を作りたくはない。
私の根底にあるのはいつだって 熱い思いです。


とにもかくにも食事は大事だよん。
では ごはんを作ってきます。