宇宙の法則 | シンガーソングライター「*. ..やうこの猫的生活.. .*」Powered by Ameba

宇宙の法則

友人が「絶対映画館で観たほうがいい」
とあらすじを話しながら激しく勧めてくれたので
気分転換に『インターステラー』という映画を観てきました。
なんと昨日が最終上映日!間に合ってよかった。

約3時間の大作を観終わった私は、特に号泣はしませんでした。
友人からきいていた父娘の愛というテーマももちろん存在したけれど
それ以上に これはすごいSF映画だったからです。
しかも言葉であれこれ説明するのでなく、
ワームホールやブラックーホール、惑星、5次元の世界を
圧倒的な映像で見せてくれたことにむしろ感動してしまい
私にもっと物理的な知識があればもっともっと楽しめたのに
と、もどかしくもなりました。

ストーリーは、、、食糧不足で人類が窒息絶滅する前に
2つのプランが立てられていた。
ひとつは宇宙ステーションに移住する計画
そしてもう1つは移住可能な他の星を探し出し、
そこで人工授精によって人類を増やし生き延びる。

人類が地球以外で住む為には重力のコントロールが必要で
相対性理論、量子論からなる「重力理論」を仕上げる必要がある。
その為にはブラックホールの中心、重力の底にある特異点の秘密を
知らない限り完成できない、ということで主人公を宇宙に飛び立たせるが
科学者、物理学者たちはプランAは実現しないと知っていた。。

でもそれを人々が知ったら自分の家族だけを守ろうと殺し合いが
おきるだろうと想定し、完結した数式を数十年解くふりをした。
主人公は宇宙で絶望しながらも最後の望みをかけ5次元の世界へ辿り着き
そこから3次元空間にいる娘にサインを送り、
娘はそれに気づき、何十年もかけて数式を完成させ、
4次元空間を作り、人類を救う。

この映画で残った言葉は「重力」
重力は時間、空間をコントロールできるそうで
んーこの辺までくると本当にもっと頭がよければなと思うけど
非常に好奇心をかき立てられる内容でした。

ポルターガイストだと思っていたものは
5次元の父親から送られたサインだった。
たぶん、普通の人間はそこまで知識がないので
本来物理、科学的に証明できる内容を
なんとなく肌で感じて スピリチャル、と呼ぶのだと思います。
数式や知識で理解する人と感覚で感じる人の違いだね。
でも、それでも知識やデータでは予測できないのが
人間の持つ「愛」という感情であり
愛は全てを超越する、ということなのでしょうね。

友人の視点とは違う観方になったけど
インターステラー 観てよかったです。
映画館で観るからこその迫力でした。

人間はいざとなると自分や家族だけを守ろうとするけど
自分と家族さえよければいい、という人は
結果的に滅びの道をいくのだろうなと思います。
ひとつ超えた人類愛を持てたとき
そこに先の可能性が生まれるのだろうなと。。

そして宇宙も人体も、つきつめていくと最後は 無 に辿り着く。
それがつまりブラックホールで、私たちの存在は無なのだ、
ということは以前からきいていました。
物理学も釈迦の教えも、どちらも辿り着く所は同じ。無。
なのになぜ私たちはこの世が存在していると感じるのか、、
いろいろ考え出すときりがないので
ひとまず私は3次元の世界であれこれ楽しんでもがいてみます。