あらたな夢。 | シンガーソングライター「*. ..やうこの猫的生活.. .*」Powered by Ameba

あらたな夢。

時々このテーマについて悩む
乗り越えたい壁。人種の壁。
究極をいってしまえば、
アジア人と欧米人では音の聴き方、聴こえ方が違う。
当然、音を選ぶセンスも違う。
もちろん日本人でもセンスのいい人もいるけど
音のクオリティにこだわる人にあまり出会ったことがない。
強いて言うなら今まで私の聴覚を満足させてくれたのは
たまぞうだけかな。。。
日本で流行ったavexサウンドが嫌いという欧米人は多い。
それは周波数の問題だから生理的に仕方ないんだけど。
中学生ぐらいからずっと洋楽が好きで聴いてた私の好みは完璧にUK寄り。
好きなアーティストもほとんどヨーロッパの人です。
それはポップスやロックに限らず、オーケストラも
この前1つの曲の聴き比べをして一番好きだなと思ったのが
ロンドンのロイヤルフィルでした。

昔Londonに滞在した時、下宿先の小学生の男の子が
テクノやハウスを聴きながら「ここがこうでね」て
解説してる姿を見て、環境って大事だなとつくづく思った。
L.Aにいる時は、ラジオから流れてくる音質の良さに
はっとしたのを覚えてる。
知人のスタジオを見学させてもらった時
黒人のエンジニアの作るダイナミックな音が
カッコいいなぁと思ったのも 今でも覚えてる。
小さい頃から環境が整ってるから自然と感覚が発達する。
だとしたら 私は日本でどれだけ損をしてたんだろう。。。

日本では私みたいな人間は異端児扱いされてしまうけど
世界にはいろんな人達がいて
自分がどれだけ世界で通用するかはわからないけれど
少なくとも最近海外の人達とのコンタクトが増えてる中で
自分を評価してくれる人達がいることもわかってきたので
もっとスキルアップして いつか「この人と一緒に仕事したい」
と思うプロデューサーに声をかけてもらえるよう
頑張ってみたいな、と思うようになりました。

一生に1枚でいいから自分が心から納得のいくアルバムを
1枚作れたら、、、
その時は思い残すことなくどの世にでも旅立てます。

今は、NYの有名なエンジニアにインターネット上の
やりとりでマスタリングをしてもらうのが流行ってるんだって。
NYまで行かなくても一流の腕にかけてもらうことができる。
けどねー、なんと、1曲10万円ぐらいするんだよぉ。
私が今までかけてた値段の10倍だ。。。
いや、山口さんも腕は相当いいけどね
でもアメリカ人の耳、て素晴らしくいいから
スタジオの環境や空気の乾燥具合とかも違うんだろうけど
一度でいいからそういう人達の一流の耳が作るマジックを
体感したいなぁと思っています。
それが私のあらたな、大きな夢。
自分がどんだけレベルアップしなくちゃいけないか、
レベルの問題だけでなく
チャンスを掴む運もアップさせていこうと思います。
目の前にあることをひとつひとつ大切に積み上げながら。