『あれも書きたい これも書きたい』~「無名人のひとりごと 永六輔:著」の巻 | 四季通信

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いろんなことを書き綴っていきます。

今日の『四季通信』は、

あれも書きたい これも書きたい

~「無名人のひとりごと 永六輔:著」の巻 です。

 

 

永六輔さんについては、

何回か

この『四季通信』に

書いてきました。

今日は

さんの著書の中から

最近ぼくが見返した

無名人の独り言』という本からです。

 

無名人のひとりごと

著者:永六輔

発行:株式会社金曜日

2013年発行

 

 

 

まえがきに

さんは、こんな文章を書いておられます。

 

長い間やっている、

この、「無名人」の語録を評して、

小沢昭一さんという人は、

「あれはずるいよ永ちゃん。

自分の言いたいことを

誰かが言っているようにして、

全部言っちゃっている」

と言うんです。

 

さんは、長年各地を歩いて、

その土地土地できいたことば、できごと、

出会った人々、などなどを

東京へ持ち帰り、

ラジオで発信するという

お仕事を長い間やって来られた方です。

 

そして、

たくさんの無名人の語録を

残しておられます。

最後まで

現場主義を貫かれました。

そうして集められたのですから、

おもしろくないわけがありません。

たとえ、

それが

誰かが言っているようにして

自分のいいたいことを」言っておられたとしても。

 

おもしろいものは、おもしろい。

それでいいじゃないですか。

 

それでは、

本文から、ご紹介しましょう。

なお、

青い字

さんの本からの引用。

その下の

黒い文字

ぼくの私見です。

 

 

折角のいい企画なのに、

アイドルとお笑い芸人を入れて

クイズ番組にしちゃったというのが多いよね

 

最近のテレビのクイズ番組。

東大生や

ちょいと物知りの芸人が

競うようなクイズ番組。

あんまり見たいとは

思いませんねえ。

そして、

わけ知り顔の司会者。

クイズの答えを知っているから、

あんなに偉そうにしているのですかねえ。

 

 

同世代の若者が悪ふざけしているだけの

漫才ばかり。

老人と若者のコンビで

現代の世代差を笑い飛ばす

コンビがどうしてでてこないんだろう

 

 

被災地で食い物が無いって中継しているあとに、

ペットの食事のCM流すなよ。

 

同じように

痛ましい交通事故のニュースの後に

平気で、へらへらと笑顔でしゃべっているような

ニュース番組。

信用なりません。

なんとかなりませんかねえ。

 

 

公衆浴場の湯船に、タオルや、手拭いを

持ち込まない。これマナーよね。

でも、テレビの温泉に入るタレントは、

そのマナーまもってないのよね。

 

確かに、

「この映像は許可をとって

タオルを使用させていただいています」

と言っているけど、

温泉の番組作っているんでしょ?

出演者も

タオルなくても、裸で温泉に入るくらいの

度胸はないの?

度胸のない奴は

温泉番組に

出さなくていいですよ。

 

 

責任者が並んで謝るじゃない。

『申し訳ありませんでした』って・・・。

どうして、『ごめんなさい』って言えないのかしらね。

『心の底からお詫び申し上げます』

っていうより

『ごめんなさい』のほうが通じるのにね

 

「大変、遺憾に存じます」

というのも、

ぼくは、きらいだなあ。

なんか、偉そうに聞こえるんですよねえ。

なんか、誠意が

感じられないんですよね。

『とても、残念です。』と言われると、

「ああ、そうですか。わかりました。

あなたの思いは、

わかりましたよ。」と

素直にこちらから言えるのになあ。

 

 

これは、

さんのエピソードでしょうね。

 

渥美清から電話があって

「ちよっと、おふくろの顔をみにいくんだけど、

みやげに鈴虫の籠でも

持っていこうと思うんだ」

それからちよっと間があって

「・・・おかしいかな」

 

渥美清さん、

やさしいなあ。

こういうことばを残している

さんも、いいなあ。

 

 

今日は、

永六輔さんの

無名人のひとりごと』について、

本文をお借りして、

書いてみました。

 

ということで、

今日は、

このへんで。

また、

明日、

お会いしましょう。