今日の『四季通信』は、
『あれも聴きたい これも聴きたい』
~サイモンとガーファンクル 「ブック・エンド」の巻 ~ です。
※
サイモンとガーファンクルについては、
これまでも
何回もアルバムについて
書いてきました。
それでも
書き足らなかったり、
付け加えたいことが
あるので
年代ごとには
ならないのですが、
サイモンとガーファンクルの
レコード・アルバムについて
書いていこうと思います。
今日のアルバムは
S&G 4作目の
『ブックエンド』です。
(1968年)
サイモンとガーファンクルの
アルバムの中でも
わりと地味な感じの
アルバムだと
ぼくは思います。
(感じ方は、人それぞれですからね。)
ジャケットも
白黒で地味です。
でも
A面なんか
すごく練られて作られていると
あとになって気づきました。
組曲風になっているんです。
※
曲目をみて見ましょう。
A面
1.ブックエンドのテーマ
2.我が子の命を救いたまえ
3.アメリカ
4.オーバース
5.老人の会話
6.旧友
7.ブックエンドのテーマ
B面
1.フェイキン・イット
2.パンキーのジレンマ
3.ミセス・ロビンソン
4.冬の散歩道
5.動物園にて
※
それでは、解説を書きますね。
解説というより
ぼくの感想に
なりますが。
A面は
「人間が
生まれてから
死を迎えるまでの
それぞれの時期の
人間像が、
見事なタッチと洞察力で
語られていく。」
(「S&G COLLECTED WORKS」解説より)
そうした
組曲風に
描かれています。
「ブックエンドのテーマ」により
A面の曲ははさまれています。
まさに、ブックエンドですね。
最初が
ギターのみ、
最後のテーマは
歌詞が入っています。
7.ブックエンドのテーマ
過ぎ去った日々
それはすばらしい日々だった
それは
無邪気な日々
自信に満ち溢れた日々
もうずっと昔のこと
そうでしょう?
ここに写真がある
思い出は大切に
とっておくことです。
それは、あなたが
失った
すべてのもの。
※
3.アメリカ
このアルバムの中で
ぼくの一番好きな曲です。
メロディと
詞が
気持ちよく
重なっています。
(前略)
"煙草をとってくれ
レインコートに
一本残っているはずだ"
"最後の一本は
1時間前に吸っちゃったわ"
ぼくは仕方なく景色を眺め
彼女は
雑誌を読んだ
広い野原の上に
月が昇っていた。
(後略)
※
5.老人の会話
アートガーファンクルが
数ヶ月かけて、
さまざまな場所で
録音した
老人たちの
会話が
収録されています。
こういう会話だけの
手法というのは
珍しいですね。
※
レコードB面は
S&Gのこのときまでの
ヒット曲集。
1.フェイキン・イットは
ロック調の曲。
軽快な曲で
好きな曲です。
3.ミセス・ロビンソンは
映画「卒業」で
使われた
大ヒット曲ですね。
4.冬の散歩道は
1966年にヒットしました。
※
ということで
サイモンとガーファンクルの
アルバム「ブックエンド」について
書かせてもらいました。
読んでいただき
ありがとうございました。
※
ということで
今日は
このへんで。
また、明日
お会いしましょう。