自然界の落ちこぼれ | ザ!布教~立正安国への道~ 地域密着編

ザ!布教~立正安国への道~ 地域密着編

日蓮宗太生山一心寺僧侶の法華経広宣流布、立正安国のため、日々の活動を記録いたします。

 玉ねぎ定植前の土づくり。良質な堆肥を牧場から頂きました。堆肥は袋づめにされて売られていますが、大量の堆肥を頂くには牧場へ直接取りに行き、トラックにそのまま載せてもらうのが良いです。


 堆肥と一言でいってもたくさんの種類があり、それぞれ特徴が違います。ですが基本的な考え方は、より自然な環境に畑や田んぼを近づけると捉えれば良いと思います。


 もともと地球上には大地があって草木が生えて、動物がいます。そうすると、糞や落ち葉が出てきて大地に還り微生物が分解し、それが積み重なって土になり、草木の栄養になりそれをまた動物が食べるという常に循環をしています。


そこへ人間が入ってきたらそのサイクルが少しおかしくなり、動物はウロウロされたら困るし、肉にもなるし、ミルクも頂ける。と言うことで飼育が始まり、農耕をして沢山収穫しようとして大地に無理をかける。その結果大地は痩せていき、微生物もいなくなる、という結果、堆肥なるものを入れて大地を太らせなければならん、という事で堆肥が生まれました。


人間も動物ですが、頭が良すぎて逆に自然界の流れについていけなくなったある意味落ちこぼれの動物かもしれません。頭がいいのも良し悪しです。


そんな私たちがこの地球は自分達のものだと豪語しているのは、他の動植物からしたらとても滑稽でしょうね。そんな笑われ者であっても唯一人間にしかできない能力があります。それが反省と感謝です。


人間らしさはそういうところにあると、しみじみに感じます。