『神さま聞いてる? これが私の生きる道 ⁈ 』

【原題】Are You There God? It’s Me, Margaret

【製作年】2023年【製作国】アメリカ

【監督】ケリー・フレモン・クレイグ 

【主なキャスト】レイチェル・マクアダムス、アビー・ライダー・フォートソン、 エル・グレアム、 ベニー・サフディ、 キャシー・ベイツ、 ウィルバー・フィッツジェラルド




昨年 話題になっていましたが、日本では劇場公開されなかったようで。
遅まきながら、観ることにしました。

読んではおりませんが、ジュディ・ブルームの『神さま、わたしマーガレットです』が原作だそうです。


とてもキュートで、ほっこり。
描かれているのは、1970年。 
今の11歳は、こんなにピュアではないんだろうな口笛

それと、異宗教って、こんなに相容れないのかと、改めて思いました。
家族間でも、ああなのですから、宗教戦争が起こるのも頷けるなと。


あらすじは…。

ニューヨークで暮らす 11歳のマーガレットは、父親の仕事の都合で、ニュージャージーへ引っ越しました。

彼女は、近所に住むナンシーに誘われ、秘密の女子会に参加することになりました。
そこでは、気になる男の子のことや、身体の変化などについて、おしゃべりします。

その一方で、宗教についても考えるようになり…。


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少々ネタバレあります。






自分もこんな頃があったなと、11歳の頃の、あんなことやこんなことを思い出し、クスッとしました。

友だちと一緒に、『バスト、バスト、大きくな〜れ!!』体操は、やらなかったけれど爆笑


何か宗教を信じているわけでもないのに、事あるごとに、神様に話かけるマーガレットが愛おしい。

背伸びして、大人びたことを言うナンシーも、やっぱり小学生で、可愛らしい。

少女たちの、わざとらしくない演技が光っていましたウインク


そして、周りの大人たちも、魅力的でした。

◆マーガレットのママを演じているのは、レイチェル・マクアダムス。
相変わらず チャーミング♡

初潮を迎えた少女たちですが…
ナンシーのママみたいな対応をする母親が多いと思うけれど、
マーガレットのママは、娘とハグし、嬉しさから涙ぐみます。 素敵ウインク

ユダヤ教徒の夫と結婚し、敬虔なキリスト教徒の両親に絶縁された彼女。
そういうものなのか? 切なくなりました。

仏様に手を合わせるし、神社に参拝もするし、クリスマス飾りもする私は、あそこにいたら、どうなるんだろう爆笑


◆パパを演じるのは、ベニー・サフディ。 『オッペンハイマー』にも出ていましたが、なんとも言えない雰囲気があります。

芝刈りは苦手っぽいけど、ほんわかゆるりと、妻と娘を見守ります。
“時代” を感じさせるファッションも、よく似合っていましたウインク


◆父方の祖母役は、キャシー・ベイツ。ド派手なファッションで、元気いっぱい。 
うちの近所のマダムに似ていると思ったのは、内緒です(笑)

孫が可愛くて仕方がないのが、微笑ましい。こんな おばあちゃんがいたら、きっと楽しいことでしょう爆笑



70年代っていいな。 今みたいに情報が溢れていない、こんな時代に戻らないかな、なんて思ったりもしました。

女性向きかもしれませんが、お嬢さんがいる、お父さんにもオススメです。