『ARGYLLE / アーガイル 』
【原題】Argylle
【製作年】2024年
【製作国】イギリス、アメリカ合作
【監督】マシュー・ボーン
【主なキャスト】ヘンリー・カヴィル、 ブライス・ダラス・ハワード、 サム・ロックウェル、 ブライアン・クランストン、 キャサリン・オハラ、 デュア・リパ、 アリアス・デボース、 ジョン・シナ、 サミュエル・L・ジャクソン
『キック・アス』も『キングスマン』も好きなので、楽しみにしていました。
スピード感あり、楽しかったです!!
高尚なものを期待した方には、物足りないかもしれませんが…
ご陽気で、おバカなスパイ映画。 これぞポップコーンムービーって感じです。
作家エリーの前に、交互に出てくる、サム・ロックウェルとヘンリー・カヴィル。 彼女には、そう見えてるんか。
脱力系のロックウェルと、キメキメのカヴィルじゃ、全然ちゃうけど
相変わらず、キュートなロックウェル。 そして、現実離れしたカヴィルは、小説の中の人としてバッチリ。
角刈りといえば、今やミルクボーイの内海さんしか思い浮かばないのですけれど…
角刈りでも、人によってはカッコいいんだなと 彼を見ていて、妙に感心いたしました
(あ、内海さんは可愛いと思ってます)
監督さんちの猫ちゃん出してくるのは、ズルいと思ったけれど、ドアップにも耐えられる、とっても綺麗な猫ちゃんでした
あらすじは…。
謎のスパイ組織の正体に迫る、凄腕エージェント・アーガイルの活躍を描いた、
ベストセラー小説『アーガイル』の作者エリー・コンウェイは、
愛猫アルフィーと、のんびり過ごす時間を愛する、平和主義者。
ある日、アルフィーを連れて、列車で移動中に、謎の男たちに命を狙われた彼女は、
エイデンと名乗るスパイに助けられ…。
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少々ネタバレあります。
どんでん返しは、大好物ですが、結局、何回どんでんしたんだろう?
ネタバレになってしまうので詳しくは書けませんが、5回か 6回はあったのでは?
浅い割 (失礼) には、結構、練られた脚本なんだなと思いました。
賛否両論ある、ぽっちゃり系ヒロインの、ブライス・ダラス・ハワード。
状況がわからず、右往左往する小説家としては、バッチリ。 可愛い
でも、アクションはどうでしょう?
オイルの上で、スケートするシーンは、爽快で カッコいいけれど、合成感が半端ない。 どうせ、“1人で2人” なんだし、別人が演じてもよかったかも?
フィギュアスケートが好きなので、元選手が演っているのを妄想してニンマリ。
とはいえ、サム・ロックウェルとのコンビは、息が合っていて、なかなか良かったです。
どこかで観たことある、列車でのアクション。 カラフルな煙幕や、社交ダンスぽいアクションは、セルフオマージュ?
流石のマシュー・ボーン監督も、ネタ切れが心配になりますが…
ためにはならないけれど、愉しめるスパイ映画、っていうジャンルを突き進んでいってほしいものです
で、とても個人的な話ですが…
イギリス (発祥はスコットランド?) の伝統的な柄『アーガイル』
この言葉を聞くと、セーターを編みかけ、挫折した過去が蘇ります。
なので、気になっていたのは、どうして、エージェントの名前を『アーガイル』にしたのか?
結局、判明しませんでしたけれど。
傷口に塩を塗るようなこと、しないでほしかったな。
だったら、『タータン』でも『グレン』でも『ギンガム』でも、チェックなら何でも良かったやん。
以上、愚痴ってみました