『ストーリー・オブ・マイライフ / わたしの若草物語』
【原題】Little Women
【製作年】2019年【製作国】アメリカ【監督】グレタ・ガーウィグ
【主なキャスト】シアーシャ・ローナン、 エマ・ワトソン、 フローレンス・ピュー、 エリザ・スカンレン、 ローラ・ダーン、 ティモシー・シャラメ、 メリル・ストリープ、 トレイシー・レッツ、 ボブ・オデンカーク、 ジェームズ・ノートン、 ルイ・ガレル、 クリス・クーパー、 ジェイン・ハウディシェル
今年の最後に観たのは、このグレタ・ガーウィグ監督作品です。
小学生の頃、図書室で借りて、夢中で読んだ『若草物語』
映画化された、①1949年の作品も、②1994年の作品も、今作も大好きです。
少しずつ違っているけれど、3作とも素敵。 原作のもつ力が、大きいのでしょうか。
①は、四女エイミーを演じた、エリザベス・テイラーが、特に印象に残っています。 当時から他を寄せ付けない、美と存在感に圧倒されます
刺繍を使った、素朴なオープニングもいい。
ザ・『若草物語』って感じでした。
②は、ウィノナ・ライダー、キルスティン・ダンスト ( 当時12歳!) 、そしてクリスチャン・ベール…
キャストが好き過ぎる。
ウィノナ・ライダーが超絶 美しい。
そして、今じゃ考えられない、ベール師匠の貴公子ぶり。 キャーキャー
✣ ✣ ✣ ✣ ✣
今作も、負けず劣らず、豪華キャストが揃いました。
中でも、シアーシャ・ローナン。
彼女ありきで、物語が書かれたの?というくらい、主人公ジョーにピッタリです。
特に印象に残っているのは、お金のために、髪の毛を切るところ。
別にいいよ、という感じにみせといて、実は心はズタズタ。 泣かせます。
シャキっとしていて、勇敢で活発だけど、繊細で家族思い。
ローリーへの恋心は、切なかった。
この頃の女性としては、規格外だったジョー。 応援したくなる魅力があります
マーチ家は、貧しいという設定ですが、上流の中では、というだけで…
娘たちは、文学や音楽や絵画を嗜む、豊かな暮らし。
女性には自由がない時代ですが、家に文化が溢れているのが、素敵です。
ピアノが好きで、優しい三女のベスが命を落とすのは、辛かったけれど。
この作品の特に好きなところは…
クラシックな物語なのに、古さを感じさせない、テンポの良さと、スタイリッシュな衣装や音楽。
センスがいい
そして、ローリー役のティモシー・シャラメ、ベア役のルイ・ガレルが醸し出すのか、🇫🇷 の香りもしたりして。
若すぎる気がしないでもないですが、優雅で、カッコいい 2人でした。
女性は、やりたい仕事もなかなかできず、結婚が全てだった時代。
自分の将来のためにも、実家のためにも、お金持ちとの結婚を望む人が、殆どだったのかもしれませんが…
結果的には、メグもエイミーも、そしてジョーも、愛する人と結ばれたのは、ほっとします。
そして、いつしか、みんな 大人になっているのでした
備忘録として、細々と映画の感想を綴ってきた 1年でした。
読んでくださり、ありがとうございました。 良いお年を