『探偵マーロウ』

【原題】Marlowe

【製作年】2022年

【製作国】アメリカ、アイルランド、フランス合作

【監督】ニール・ジョーダン

【主なキャスト】リーアム・ニーソン、 ダイアン・クルーガー、 ジェシカ・ラング、 アドウェール・アキノエ=アグバエ、 イアン・ハート、 コルム・ミーニイ、 ダニエラ・ミルヒオール、 フランソワ・アルノー、 サーナ・カーズレイク、 ダニー・ヒューストン




“リーアム・ニーソン出演100本記念作品” ということですが…
それにしては、地味でした。

ハットの似合うリーアムは、相変わらずシブいのですが。

所謂ノワールの雰囲気は、出ていましが、全体的に、淡々と粛々と進んでいった印象です。

同じハリウッドの闇を描いた『バビロン』みたいに、強烈過ぎてもしんどかったし… 勝手だなとは思うけれど爆笑


でも、流れる音楽は、時代の雰囲気を醸し出していたし、セピア色のハリウッドの風景 (スペインで撮影したそうですが) も、素敵でした。


あらすじは…。


1939年、ロサンゼルス。
私立探偵のマーロウ (リーアム・ニーソン) のもとを、

いかにもリッチそうな女性クレア (ダイアン・クルーガー) が訪れます。



彼女の依頼は、突然 姿を消した愛人を探してほしいというものでした。


依頼を引き受けたマーロウでしたが…。



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原作は読んでおりませんが、マーロウシリーズの映画『ロング・グッドバイ』は、観た記憶があります。


もっと若くて、40代くらいの飄々とした探偵だったような。(記憶力が…ショボーン)



今回のマーロウは、

“当方、酸いも甘いも噛み分けております。何なりと、ご相談くださいませ” という感じでしょうかおねがい



途中から、マーロウが必死になるのは、依頼者のためなのか? 真実を知りたくて調べるのか? わからなくなって参ります。



みんな欲深く、強かで、醜くて。

“お主も悪やのう” と何度思ったことでしょう口笛


それに比べ、マーロウは人が好い。

なんやかんや、お金になりそうなんだけど。




“悪やのう” の1人ではありますが、クレアの母親役の、ジェシカ・ラングは、貫禄があり、ゾクゾクしました。

タバコを燻らす姿も、優雅ですウインク



一番好きなキャラクターは、“悪やのう” の1人の、お抱え運転手さんです。

今まで、悪巧みを背中で感じる毎日だったでしょうが、マーロウと出会って、楽しい日々になるでしょうかウインク



それにしても、警察の呑気なこと、呑気なこと。やる気ないやん。


お酒を飲んで平気で運転するし、拳銃の扱いもルーズだし。

これで大丈夫な、この時代のロサンゼルスって口笛