『スタンド・バイ・ミー』

【原題】Stand by Me

【製作年】1986年【製作国】アメリカ【監督】ロブ・ライナー

【主なキャスト】ウィル・ウィートン、 リバー・フェニックス、 コリー・フェルドマン、 ジェリー・オコンネル、 リチャード・ドレイファス、 キーファー・サザーランド、 フランシス・リー・マッケイン、 マーシャル・ベル、 ジョン・キューザック




言わずと知れた名作。

夏になると観たくなり、何度目かの鑑賞です。 


観る人の年齢や立場によって、感じ方は、違うと思いますが…

何かを語りかけてくれる作品では、ないでしょうか。



ネタバレあります。









1959年 のオレゴン州が舞台です。

それぞれ家庭に問題ある、4人の男の子。


一晩いなくても、大騒ぎにならない、そんな環境ショボーン


秘密基地に集まって、仲間といる時間が救いになっている彼ら。

ちょっと悪さもしています。



こんなの嫌だと、大人なら、他の場所に行くこともできるけれど…

何の力もなく、逃げ出せない歯がゆさ。



そして、言葉にしなくても、

“この瞬間は今だけだ” とわかっている。

何だか胸がキュイーンとなりますショボーン



もうすぐ中学生になる夏。

純粋に、“英雄” になろうとした。


そして、そうなれそうだったのに自ら辞め、翌朝、それぞれの家に帰って行く。


そんな 4人は、ちょっぴり大人になって、清々しくもありました。



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同級生という設定ですが、クリスは大人びているし、ヴァーンは幼い。

キャストの生まれた年を調べると…


◆ゴーディ

(ウィル・ウィートン 1972年)


◆クリス

(リバー・フェニックス 1970年)


◆テディ

(コリー・フェルドマン 1971年)


◆ヴァーン

(ジェリー・オコンネル 1974年)



クリスと 4歳差のヴァーン。

幼くてどんくさいのも、仕方ない。

わざとそういう配役にしたのでしょうか?


ジェリー・オコンネルが、マスコットみたいで可愛かったウインク




4歳年上とはいえ、撮影時は まだ 15歳?のリバー・フェニックス。

眩しいくらいの存在感ですラブ


演じた人のように、物語の中でも、先に逝ってしまうクリス。

弁護士となった彼も、人に影響を与えて、人生を終えたのでしょうか。




優秀な兄が事故で亡くなり、父親から『お前ならよかった』と言われた、ゴーディえーん


言ってはいけないことを言ってしまい、後悔することって時々ありますが…

この言葉は、その最たるものではないでしょうか。


今は、それに気づいてもいない父親ですが… いつかゴーディに謝った、と思いたい。


思慮深い眼の彼。何をするにも自信がなかったけれど…

クリスに、『小説家になれる』と言ってもらった。

それは力になり、宝物だったことでしょうおねがい


作家になって、成功したけれど… 今はスランプなのかな?

それで、あの夏の思い出を書くことにしたのでしょうか。




それぞれの俳優たちのその後も、興味深いです。


ぶっ飛びキャラだった、コリー・フェルドマンは、役柄同様、ぶっ飛んだ大人になったようで…。


不良のエース役の、キーファー・サザーランドが、ジャック・バウアーを演るとは思わなかったな爆笑




そういえば… クズ鉄置き場って、見なくなったな。瓶のコーラって、長らく飲んでいないかも?

懐かしい気持ちにもなりました。


久しぶりに聴いた『Lollipop♪』は、やっぱり可愛いかったですウインク



冒険と勇気と友情と… 公開から 38年経っても、色褪せていない物語。


たぶん、また観ることでしょう。