『アバウト・タイム

   〜愛おしい時間について〜』

【原題】about Time

【製作年】2013年【製作国】イギリス【監督】リチャード・カーティス

【主なキャスト】ドーナル・グリーソン、 レイチェル・マクアダムス、 ビル・ナイ、 トム・ホランダー、 マーゴット・ロビー、 リディア・ウィルソン、 リンゼイ・ダンカン、 リチャード・コーデリー、 ジョシュア・マクガイア、 ウイル・メリック、 ヴァネッサ・カービー、 トム・ヒューズ




旧作ですが、大好きなのでウインク


今や飛ぶ鳥を落とす勢いの、マーゴット・ロビーを初めて観たのは、この作品でした。


主人公が最初にフラれる、柔らかいブロンドの女のコ。

この頃から “Gorgeous” でしたラブ



元同僚に薦めたら、酷評された苦い記憶も蘇りましたが…

好みは、人それぞれですからニコニコ



ネタバレあります。





🇬🇧 コンウォールに住むティムは、両親、妹、叔父の5人家族です。



毎日、海辺で石投げしてサンドウィッチを食べ、金曜日には天気に関わらず、野外で映画鑑賞する一家。



風変わりな人たちだけど… 

ロケーションもインテリアも素敵で、家政婦として暮らしたいくらい、私は好きです爆笑



ティムは消極的で、恋もままならない青年です。

そんな彼は、21歳の誕生日に、父親から驚くことを告げられます。



『わが家の男は、( 自分の過去にしか行けないけど ) タイムトラベルの能力があるんだ』とびっくり


最初は信じられなかったものの、言われた通りにしてみると…。



     ✢ ✢ ✢ ✢ ✢



この物語に否定的な方は、ルールが曖昧なタイムトラベルが、受け入れられないのかも? 

ファンタジーなので、その辺は大目に見てくださいませショボーン



主人公が、好きな女のコと相思相愛になるために、能力を使うのは、確かにズルいと思います。


それを許せるか?も、作品の好き嫌いに関係するのでしょう。


恋に不器用な彼が必死なのは、微笑ましかったし…

他の人のためにタイムトラベルして、後で困るのは、可愛く感じた私。


ポンコツにシンパシーを感じるから、なのかもしれません爆笑


なんだかんだ言っても、弁護士として頑張り、積極的に子育てするのは、好感がもてました。




そして… この物語に欠かせないのは、魅力的な女性たち。

マーゴット・ロビーもですが…


ロンドンに出てから、ティムが恋するメアリー。

演じるレイチェル・マクアダムスが、

超絶可愛かったですラブ


しかも、気立てもいいのだから、こんなん誰でも恋するやろ〜。



自分で『一家に一人いる、できそこない』と言う、キュートな妹も。


何かと危なっかしいけれど…

“私もだよ” と声をかけたくなるくらい、愛おしくなりましたウインク




もう一人の主人公、ビル・ナイ演じる父親も魅力的ですおねがい


タイムトラベルのことを聞いた時、ティムはお金儲けを考えますが…


父親は、『幸せな金持ちはいない。理想の人生を歩むために能力を使いなさい』と言います。



50歳で大学教授を辞め、毎日ただ本を読み、卓球をやって、お茶を飲んでる、お気楽そうな彼爆笑



でも、人生に迷うティムの道標として、アドバイスします。


『普通に生活してみなさい』そして『同じことを繰り返してみなさい』と。


ちょっとしたことにイラッとしていたのに、やり直すと余裕が生まれ、周りも笑顔になります。


やがて、タイムトラベルに頼らなくなるティムウインク



終盤の、父とティムの海辺の散歩には、涙がこぼれました。

ほんわかあったかい、ビル・ナイの魅力が、炸裂しているのですおねがい




愛おしい時間について… 折に触れて思い出したいと思いました。


自分は、やり直しができないのですから。