『ジェーン・エア』
【原題】Jane Eyre
【製作年】2011年
【製作国】イギリス・アメリカ合作
【監督】キャリー・ジョージ・
フクナガ
【主なキャスト】ミア・ワシコウスカ、 マイケル・ファスベンダー、 ジェイミー・ベル、 サリー・ホーキンス、 ホリディ・グレインジャー、 ジュディ・デンチ
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1800年代の話です。
幼い頃、両親を亡くしたジェーン。
母方の兄夫婦の家で育ちますが、伯父が亡くなり、伯母とその息子ジョンに虐げられます
快演というのか、2人の苛めっぷりが、堂に入っていました。
厄介払い?で、ジェーンは、寄宿制の学校に入れられます。
そこでも、理不尽なことがありますが… ヘレンという親友ができます
ところが、彼女は病気で亡くなってしまいます
ヘレンがいれば、その後の人生の相談相手になってくれたでしょうに。
卒業後、そこで教師をした後、ジェーンは、田舎の広大なお屋敷の、家庭教師になります。
当主のロチェスターの、姪アデールの教育係、ということですが…。
アデールから『夜になると、女の人の亡霊が出てくる』と教えてもらいます
女性の叫び声を聞いたり、謎の怪我人が出たり… ジェーンも、不気味に感じるようになっていきます。
ジェーンは、ロチェスターに惹かれていきますが…。
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結婚は、家のためでもあり、身分の違いは埋められない時代。
今なら、きちんと女性に向き合わない、ロチェスターが、責められそうなんですが
辛いことばかりだけれど…
助けてくれた宣教師セント・ジョンや、彼の妹たちとの暮らしには、ほっとさせられました
初めての家族のような、穏やかな時間。 セント・ジョンが、ジェーンに恋心を抱かなければ良かったのに
苛めまくっていた伯母も、人生の終盤に良心をみせてくれました。
少しだけ、救われた気がします
わかっていても、お屋敷の古さと広さで、ホラー感マシマシに
インテリアや調度品も素敵。
そして、抑えたトーンの衣装が、荒涼とした田舎の風景に合っていました
これでもかという不幸の連続。何なら不幸を選んでいるようなジェーン。
誇りをもち、意思を貫く強さが、美しかったです