『フェイク』

【原題】Donnie Brasco

【製作年】1997年【製作国】アメリカ【監督】マイク・ニューウェル

【主なキャスト】アル・パチーノ、 ジョニー・デップ、 マイケル・マドセン、 ブルーノ・カービィ、 ジェームズ・ルッソ、 アン・ヘッシュ



マフィアに懸賞金をかけられた、FBI潜入捜査官が実際にいたとは、驚きですチュー

その潜入捜査官をジョニー・デップ、気のいい?マフィアを、アル・パチーノが演じています。

マフィアものにありがちな、銃撃戦などはあまりなく、2人の表情の競演が見どころです。

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少々ネタバレあります。



1970年代。FBIの潜入捜査官ジョーは、ニューヨークのマフィアの捜査をするため、『宝石鑑定士ドニー』と名乗ります。

ドニーは、マフィアのレフティに目をつけます。
年下のエラソーな男に先に出世され、
もう先がなさそうな彼は、妻のアネットを大事にする、好人物?ですチュー


要領よく仕事をするドニー。
レフティに気に入られ、弟分のようになっていきます。

レフティの家に呼ばれるようにもなるドニー。 情報を得るには好都合でしたが…
なかなか自分の家に帰れなくなり、それが彼の苦悩になっていきますえー


用心して家に帰っても、機嫌良くない妻、よそよそしい子どもたち。
彼は、仕事のことは、妻にも喋ることができなかったのですショボーン

彼だけでなく、旦那さんが何をしているかわからず、いつ帰ってくるかもわからないなんて…。
奥さんの方も、大変だと同情してしまいます。


暫くして、上の命令で、マイアミにも捜査官を置くことになります。

潜入捜査官が、ナイトクラブ経営者になりすまし、『マフィアに手を焼いて、店を手放したがっている』というストーリーでしたが…。

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レフティの人間的魅力に、どんどん惹かれていくドニー。

“ドニーのジョーとしての苦悩” が重くなっていきます。
ついにFBIとの連絡を絶ちますが…
残念ながら?盗聴器が備わっていましたえー


自分はドニーに騙されたと悟った時の、レフティの何とも言えない表情。
流石のアル・パチーノですおねがい

『お前だから』と、ドニーに騙されてもいいと思っていたレフティ。
グッときますえーん


後に表彰されるジョーですが… 虚しさが彼の身体から現れていました。
流石のジョニー・デップですおねがい


立場は違えど…
2人とも組織に翻弄された、哀しき駒に過ぎないのでしたえーん