『レッド・ドラゴン』
【原題】Red Dragon
【製作年】2002年【製作国】アメリカ【監督】ブレット・ラトナー
【主なキャスト】アンソニー・ホプキンス、 エドワード・ノートン、 レイフ・ファインズ、 エミリー・ワトソン、 フィリップ・シーモア・ホフマン、 ハーベイ・カイテル
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『羊たちの沈黙』の前日譚。
ずっしりきますが、そんなにグロくはないので、安心?して観られます。
最初観た時、レクター博士があまり出てこなくて残念だった私は、何を求めていたのでしよう![キョロキョロ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/016.png)
![キョロキョロ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/016.png)
まだ、著名精神科医として活躍していた頃のレクター博士。
FBI捜査官のウィルは、猟奇殺人事件の相談に博士を訪れます。
彼は、レクターが “認める” 数少ない人物でした![チュー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/008.png)
![チュー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/008.png)
そして… あの恐ろしい事件の犯人は、
レクターだと気づいたウィル!!
この辺りの、2人のやり取りには、息をするのを忘れます![ガーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/020.png)
![ガーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/020.png)
命を奪われそうになりながら、何とか、逮捕することに成功しましたが…
瀕死の重症を負ったウィルは、仕事を辞め、海辺の家で、家族と過ごすことにしました![ウインク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/004.png)
![ウインク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/004.png)
ところが、連続一家惨殺事件が起こり、懇願されて、事件解明に協力することになります![ショボーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/017.png)
![ショボーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/017.png)
捜査が息詰まり、周りに促されたウィルは、牢屋の中のレクターに、お知恵拝借、となりますが…。
ふふん、と小馬鹿にしているけれど、興味津々のレクター。
薄笑いに漂う、気品と妖気!!
瞬きしない、アンソニー・ホプキンスにゾワゾワします![びっくり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/014.png)
![びっくり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/014.png)
『犯人より頭がいいと、証明する喜びが得られる』と、挑発するウィル。
レクターはウィルの家族の名前を出して、揺さぶりつつ…
『犯人は内向的で、自分を醜いと思っている』そして『見落としがある』とも忠告するのでした。
痺れる2人のやりとり。 ふ~![チュー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/008.png)
![チュー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/008.png)
ここまでで、全体の30%くらい。
映画1本できてしまいそうに濃厚です。 というか、私が本当に観たかったのは、このゾクゾクする心理戦だったのかもしれません。
観ている者には、早々に犯人がわかるので、どうやって追い詰めるのか?
レクターがどう関わるのか?
に注目することになっていきます。
レイフ・ファインズ演じる、ホームビデオ製作会社勤務のダラハイド。
彼は、幼い頃に虐待され、自分の容姿にコンプレックスがありました![えーん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/018.png)
![えーん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/018.png)
そして『自らを脱却して超越したい』という野望を持つようになります。
レクターの信奉者だった彼。レクターに手紙を出して、2人が繋がり…。
何ともゆるゆるな個人情報保護、鉄格子の中での自由、VHSをひたすら観ている捜査など、“時代”を感じてしまいます。
燃える車椅子のシーンや、全裸のダラハイドは、今観ても強烈ですが![ニヤリ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/003.png)
![ニヤリ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/003.png)
愛されることがなかった、ダラハイドでしたが、視覚障がいの女性リーバと親しくなります。
虎に触らせてあげるシーンは、感動する彼女も、優しく見つめるダラハイドも、可愛いかったな![おねがい](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/005.png)
![おねがい](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/005.png)
愛し愛される人ができ、一瞬、心の荒波が鎮まったと思われましたが…![ショボーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/017.png)
![ショボーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/017.png)
こんなこと本当はしたくないんだ、
と訴えているような、彼の眼が、ただただ哀しかったです![えーん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/018.png)
![えーん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/018.png)
“もっとレクター出せ” ではありますが、名優たちは、やはり凄かった。
こういうエドワード・ノートンが、
また観たいです![ラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/006.png)
![ラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/006.png)