勝手に企業診断~第1回YTD勉強会~ | 中小企業診断士グループ“YTD”のブログ

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平成23年度中小企業診断士試験合格者4名で立ち上げた診断士グループ“YTD"のブログ。YTDとは、「やったるでー」の略。クライアントの「あなたらしさ」を大切した支援を致します。

こんにちは、みっしーです。

3月のやったるでー飲みk、いえいえ戦略会議 で決まった第一回YTD勉強会を開催しました!

開催日時は5月19日(土)。

16時から開催の予定でしたが、思い切って朝10時からに変更。

全員が前日は遅い時間まで予定があるとのことで、一抹の不安を抱えつつも当日を迎えてみると・・・

無事朝10時に巣鴨に集合し、すがすがしく勉強会をスタートさせることができました!


今回はゆんたくさんが業種を「英会話学校」に決定。

それを受けたたかどんさんが、「R社」に決定&発表。


R社は今話題のオンライン英会話学校。

さてさてR社への診断&提言はどのようなものになったでしょうか。

最後には巣鴨地蔵通り商店街の美味しいエビフライの情報もあります。

第1回のYTDの勝手に企業診断、ぜひご覧ください。


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■参加者4名

(発表:たかどん 業種決定:ゆんたく 次回業種決定:pingpan 議事作成:みっしー )

■英会話学校の動向
・2006年と2010年を比較すると、売上高1364億円→688億円、受講生数956万人→398万人と、約半数へと激減しておりマーケット規模が縮小。
(第1、2次業種別審査事典より引用)
・マーケット縮小の原因は、2007年業界シェア51%を占めていたNOVAの会社更生手続き開始、2010年シェア10%を占めていたジオス倒産の大きく影響したと考えられる。
■オンライン英会話の登場
・英会話学校のマーケットが縮小していく中、新たな英会話学習の​手段としてインターネットを利用したオンライン英会話が急伸。急伸した原因と、今後の方向性について検討する。
■対象企業

■現状分析
1・財務面
(1)インフラはスカイプを利用しているので、設備投資が不要。
(2)講師を欧米ではなくフィリピンから調達したため講師料の大​幅なコストダウンができた。

2.マーケティング特性
(1)パブリシティ広告によるプロモーション
   価格破壊ともいえる低価格と、シンプルながらも斬新なビジ​ネスモデルにより、パブリシティによる宣伝が可能になったのではないかと推測​。
(2)ターゲットをビジネスマンに絞っている
   予約時間、キャッチコピーの「講師は女子大生or卒業生」​から推測。
(3)英会話学校に不信感を持ちながらも「英会話を習いたい」と​いうニーズを持つ顧客層を取り込むことができた。その層が、スカイプ利用についての障壁がなかったことも勝​因ではないか。
(4)学生の無料体験期間が3ヶ月間
   そもそもビジネスマンをターゲットとしているため、夕方の早い時間に​予約に空きが出ていると推測。
   空いている時間を将来のビジネスマンとなる学生に3ヶ月無料開放​し、見込み顧客の獲得に努めているのではないか。

■改善提案
本ビジネスモデルの参入障壁は低く、すでに価格競争が起きている​ことから低価格策はとらない。
現在の事業を「R」、更なる付加価値を持たせた事業を「​Rプラス」とし、今後の方向性を提案する。

1.既存の「R」に関する改善提案
(1)授業を体系化し、BtoBへのアプローチを強化
   体系化された授により、ビジネス英会話の習得が可能である​ことをPRする。
   現状は、費用が90%削減できる事のみをPRしている。
   しかし女子大生講師との自由な会話でビジネス英会話の習得​ができるかどうかは疑問が残り、企業研修ツールとしての需要は少ないのではないか。

(2)心理的な壁を取り除くための工夫をPR
   会話が続くかどうかに不安がある、など英会話以外の心理的​負担を減らすため、ネタの提供に力を入れていることをPRする。

(3)体験型プロモーションの拡大
   駅にパソコンを設置し体験をしてもらうなど幅広くプロモー​ション活動を行う。

2.新規事業の「Rプラス」に関する提案
キーワードは「付加価値性」
単なる「英会話を習う」のみに止まらず、なんらかの付加価値性を​持たせることで継続学習を促進し、他社との差別化を図り、ターゲットを拡大することで収益を伸ばす​と同時に、経営理念である「日本人1000万人が英語を話す」の​達成も目指す。

(1)英会話+α
   英語でミニMBA講座、英語で料理教室、英語で映画など。
   継続学習の促進、脱会防止が目的。

(2)複数でディスカッション形式
   テーマが掲載された番組表を用意し、必然的にディスカッシ​ョンしなければいけない場を提供する。

(3)ゲーミフィケーションの手法を用いる
   オンラインゲーム感覚の手法を取り入れ、継続学習の促進を​図る。
   マイスターの創造、レベルアップ制度により目先の目標を立​てやすくする。

(4)「教えてもらう側」から「教える側」へのステップアップの​見える化
    例えばアニメ好きな人に対し、
    「英会話を使って、世界のアニメファンにアニメの説明す​る」という目標を持たせる。
    「英会話を教えてもらう」という立場から、「アニメを教​える」という指導側のイメージを強く持たせてモチベーションを継​続させる。

(5)美人女性講師、イケメン男性講師
   モチベーションの維持のため看板講師を揃える。

以上

■今後の課題・目標
(1)4P、5フォースなど既存のフレームワークでディスカッションを行う。
(2)やったるでー的フレームワークの完成を目標とする。


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~~議事録後記~~


10~13時まで勉強会。その後巣鴨地蔵通り商店街を歩き、ときわ食堂 でえび定食ランチ。

えびがプリプリ&特大で美味しかったです~!

ごはんのおかわり無料で980円。おススメです。


中小企業診断士ユニット“やったるでー48”-ときわ食堂

お店を出た後は、巣鴨に来ることはなかなかないねということで、地蔵通り商店街をぶらぶら歩きました。

おばあちゃんの原宿といわれる商店街を歩くpingpanさん、たかどんさんの二人を見て私が思ったのは・・・

「二人とも目立ってる(笑)。」

でした。

(ゆんたくさんは用事でいませんでした)

おばあちゃんがいっぱいの巣鴨を練り歩き、保険の窓口ならぬ「老人ホーム窓口」を発見したり、店の外に展示されたカツラに驚いたり、道幅の広さに歩きやすいな~と感心したりと巣鴨を満喫した一日でした。


次回は農業ビジネス、発表者はゆんたくさんです。


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