ラグビー界が抱える課題について勝手に企業診断 | 中小企業診断士グループ“YTD”のブログ

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しんしんです。

ラグビー界が抱えている課題について列挙してみました。
ニワカファンなので、見当違いの項目もあると思います。ただ、渡辺竜王が言うところの「無責任に楽しむ」のがファンの特権だと思うので、構わないでしょう。「いや、自分はこう思う」という意見がありましたら、コメント欄やFB、ツイッターなどでお寄せください。

ちなみに、日本ラグビー学会のサイトを参考にさせていただいております。



・大学ラグビーやトップリーグに熱心なファンはいて、競技の知名度は高い。しかし、世界的な普及の度合いと比べると日本での普及度は低い。

・日本代表に国民的知名度がある人物がいない。プロ野球が普及したキッカケに長嶋茂雄がいた。サッカーではJリーグの草創期にキングカズがいた。ラグビーにそれに相当するスタープレイヤーがいない。全国的に知名度があるラグビープレイヤーは日本人で初めて豪州の州大会に出場し、パナソニックでプレーするフッカーの堀江選手くらいか。

・2019年にワールドカップが開催されることが決定している。2015年ラグビーワールドカップイングランド大会は、サッカーWCで言うなら1998年フランス大会に匹敵するイベントとなるが、盛り上がりに欠ける。

・上記について盛り上がりに欠ける理由は、強豪国でも通用するスタープレイヤーが日本代表にいないことが挙げられる。かろうじて堀江選手くらいである。サッカーでは、1998年時点で中田英寿や小野伸二がいた。

・森元総理のような有力者を初め、ラグビー経験者が政財界に多いにもかかわらず野球やサッカーほどには行政側の支援が得られていない。政財界への働きかけが欠けているのではないか。

・老若男女が一緒に楽しめる土壌がない。野球には軟式野球やソフトボールがあり、サッカーにはフットサルがある。ラグビーは無理でもタッチラグビーなら潜在需要はあるはずだが、ソフトボールやフットサルに比べて知名度が低い。

・なでしこジャパンは一夜で世界を変えたと言われるが、女子サッカーの普及の努力はその以前から行われていたため、一発屋では終わらなかった。仮に2019年のWCで好成績を残したとしても継続的な努力なしでは普及は進まない。

・ルールが複雑でプレイ内容があまり理解できなくても、観て楽しむことはできる。来場者へのサービスにどのようなものがあるのか。

・大学ラグビーは長いあいだ、早明慶の看板で売り出していた。帝京大の躍進もあり、この看板は色あせている。次は何をウリにするのか。

・トップリーグの動員数は2012年度シーズン歴代2位となる36万2068人となった。しかし、40万人という壁には及ばない。従来のラグビーファンにアプローチするだけでは、限界が来ていないか。

・現状のトップリーグは企業スポーツである。行政側の支援を受けたり、ファン層を拡大するためには地域住民への浸透が不可欠である。今後、それぞれの地域色をどのように打ち出すか。

・日本選手権の位置づけは、サッカーでは天皇杯、将棋であれば竜王戦に相当していた。つまり、アマチュアチームにも参加権があることで、大会に対する当事者意識を持つことができた。松瀬氏が指摘するように、クラブ覇者、大学、トップリーグの実力差が大きすぎるのが一因ではあるが、全国クラブ大会覇者とトップチャレンジ1位の枠が消えて、大学チームの出場枠が増えたことは、強化にはつながっても普及という観点からすると、むしろ後退したと言えないか。

・競技開始年齢が他競技に比べて高すぎる。堀江選手でさえラグビーを始めたのは高校生の時である。野球やサッカー、五輪競技はプロになる選手は、遅くとも小学生の時には始めている。若い家族連れの子供への普及の遅れが選手発掘のハンデとなっている。

・ジュニアジャパンとU20の住み分けがわかりにくい。U20日本選抜は19-61でニュージーランド学生選抜に大敗した。おそらくU20は勝つことを目指し、ジュニアは育成に重点を置いていると思うが、結果的にどっちつかずになっていないか。

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