しんしんです。自己紹介と香港小話。 | 中小企業診断士グループ“YTD”のブログ

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~あなたらしさをプロデュース~
平成23年度中小企業診断士試験合格者4名で立ち上げた診断士グループ“YTD"のブログ。YTDとは、「やったるでー」の略。クライアントの「あなたらしさ」を大切した支援を致します。

はじめまして、しんしんです。

TAC池袋校では、「やったるでー」とは別の「ダッシュとことこ」という勉強会に所属していました。今回、やったるでーの皆様のご好意のもと執筆メンバーに参加することになりました。

現在、精密機器メーカーに勤務しています。コンサルティング業界では数少なくなりつつある製造業を強みとするコンサルタントです。

製造業は、その性質上グローバル化が避けられない業種です。よって、海外事情についても少しずつ紹介させていただきたいと思っています。

1回目は小話から。

香港は大きく香港島、九龍、新界の3つの地区に分かれます。香港島は主にオフィスや政府庁舎が集まっているビジネス街です。九龍は古くからある街で歓楽街で有名です。新界は戦後になって開発された住宅街です。私の勝手な印象では、香港島は新宿、九龍は上野に近い雰囲気と「臭い」がします。

下の写真では香港島の山頂から香港と九龍を分けるヴィクトリアハーバーを眺めています。両地区はトンネルで結ばれています。

$中小企業診断士ユニット“やったるでー48”

香港のマンションの多くは日本人がイメージするようなベランダがありません。700万人を抱えながら東京23区よりも狭く、人口密度の高い香港では建物を出来る限り住居用に使用するため、ベランダというものがぜいたく品となっています。

そのため、香港の人たちはこのように物干し竿を外に突き出して洗濯物を干しています。少し強い風が吹くと飛んでしまうため、建物の裏側には飛んできた衣服が積み重なっています。

$中小企業診断士ユニット“やったるでー48”

着るものが欲しければ、洋服屋に行くよりも建物の裏に行けという話もあるくらいです。実際、そういう場所で集めた服を売っている屋台もあるかもしれません。

また、香港の住宅事情は非常に悪いため、中間所得層の家族4人が2Kくらいのマンションに住むことは別に珍しいことではありません。また、その部屋のサイズも四畳半ほどもないため、2段ベットを置いたら足の踏み場もありません。そのため、香港人は来客を避けようとします。それで、外食産業が非常に発達しました。

狭い住居で親と顔を合わせ続けることは思春期の若者にはつらいことです。そのため、香港の若い人たちは夜遅くまで外出し、寝るときだけ家に帰るという生活をしています。スターバックスのようなチェーン店のみならず小さな屋台も深夜12時過ぎまで営業しており、そのような若者が集まって雑談に興じています。その代わり、香港の朝は遅く朝8時くらいでは繁華街であっても人がまばらです。

非常に競争的で資本主義の権化のような街であるが故に市の財政は非常に豊かなため、香港では消費税がありません。日常生活に必要なものは安価に手に入れることができます。

一方、面積が限られる香港ではマイホームやマイカーは庶民には手の届かない夢でしかありません。大企業の管理職クラスであってもマイカーは非常に高価なため、そのような「中の上」に当たる人たちはタクシーを使って出勤します。

タクシー料金は非常に安いため日本円で1000円に満たない金額で都心部を端から端まで行き来することができます。英語も通じるため、ビジネスのみならず観光で訪問される際もご利用されることをお勧めします。

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