自民党の公認問題は、一昨日までは裏金議員と言われている人たちも
原則公認と比例との重複立候補を認めることになっていたが、野党の追及と
言うよりも、世論調査の結果を見て自民党の幹部がこれでは持たないと
思ったのだと思うが、昨日になって急遽大きな変化があった。
前にも書いたが、塩谷立さんは政界引退。世耕さんは無所属で衆議院に
鞍替え出馬し、和歌山の重鎮二階さんに挑戦する。
党員資格停止処分となっている下村博文さん、西村康稔さんは処分中なので公認は出来ない。
処分期間6ケ月の高木毅さんは処分期間は明けたものの今回は非公認。
そして党の役職停止処分の羽生田光一さん、平沢勝栄さん、三ツ林裕己さんの
三人は政倫審で説明しなかったので非公認となった。
政倫審に出席した人は公認となり差をつけた。
不記載議員は全て比例復活を認めないことになった。
元々小選挙区で負けて比例で復活と言う制度そのものがおかしいのであって
今回重複立候補を認められないからといてガタガタ言うことはない。
努力して有権者の支持を得て小選挙区で勝ち上がってくるのが当たり前だと思う。
そして勝ち上がってきた人が今後は政治とカネの問題をしっかりと守って
政治活動をしていって信頼をと戻したらいいと思う。
しかしこう決めたらかなり今回の選挙は厳しいと思う。自民党への比例票は一定数は
入るから、全く名前の知らない議員秘書や自民党本部の事務方の人たちが
比例名簿に掲載されて当選してくるという笑えない現実もあると思う。
ここは野党の大チャンスだ。どんな戦略を出して自民党を過半数割れに持って行くのか
見ものである。しかし政治家と言う生き物は(失礼)意地とプライドの塊であり、
兵庫県の知事選挙の立候補上状況を見ても、統一候補を出すことが容易でないことが
分かる。さて今回の衆議院選挙。野党の戦略はどんなものなのだろうか。
ノーアウトランナー満塁のチャンスで大量点入れるのか、無得点で終るのか。
岡田監督のシーズン終了での勇退が正式発表された。
後任は球児監督になりそうだが、プロデューサーは平田ヘッドコーチの去就に関心かある。