意外と知られていなかったので周知します。
Glazeは防御、Nightshadeは攻撃、emamori(v2、有料)はLoRA対策になります。同じ保護ツールではありませんので違いを知った上で必要なツールをお選びください。
Glazeはノイズが目立ちませんがLoRAには効果がありません。
それを知ってあえてLoRAを例に挙げて意味がないと批判する人もいます。正確な最新情報をご確認ください。
LoRAは少数の追加学習で特定の作家の絵柄や特定の人物に似た画像を生成できるためよく使われています。
しかしこれを悪用して嫌がらせに使うユーザーが目立ちます。
ヌード・ポルノにする、感染症にする、銃殺する、首吊り死体にする悪質なLoRAが作られて海外に投稿されており、DMCA申請(削除要請)しても対応してもらえない被害者が、私のフォローしている人の中に何人もいます。その上ヌード化した画像を送りつける、抗議すると反AI呼ばわりして集団で誹謗中傷する、殺害予告を送り続ける、出刃包丁の写真を送る、なりすましアカウントを作る、知人にも嫌がらせをする、仕事を妨害するなど、酷い嫌がらせが一昨年から続いており、誰も被害を止めることができません。弁護士に相談しても現行法では対応できないといわれる窮状にあります。
そうした嫌がらせの標的にされることを恐れてアカウントを匿名にする人が多く、抗議もしにくくなっています。
LoRAを使った嫌がらせを阻害するemamori(Mistv2)は効果が確認されていますので、私はブログで使用しています。
間もなくXのブロック機能が変わり、ブロックしたユーザーからも閲覧可能になります。直接リアクションはできませんが、外部で嫌がらせに使われるリスクが高くなります。
また生成型か他のタイプかを問わずAIモデルのトレーニング等、独自の独立した目的のために情報を使用することが明記されました。サードパーティがXのデータを使ってAIモデルをトレーニングすることを許可する、という記述が今回の改定で新たに書き加えられた部分です。前回の改定にはこの記述はなく、15日の改定で変わります。現在「ポストに加えて、Grokでのやり取り、インプット、結果をトレーニングと調整に利用することを許可する」か否かを選択できるオプトアウト権はありますが、サードパーティに関してはオプトアウトできる機能は見つかりません。
第三者の協力会社: お客様の設定に応じて、またはお客様がデータを共有している場合、当社はお客様の情報を第三者と共有したり、第三者に開示したりすることがあります。オプトアウトしない場合、情報の受信者は、Xのプライバシーポリシーに記載されている目的に加えて、たとえば、生成型か他のタイプかを問わず、人工知能モデルのトレーニングなど、独自の独立した目的のために情報を使用する場合があります。
現在Grokの画像生成は独自でなくFlux.1モデルを使用しています。Fluxへのデータ提供を意味するのかと思いますが、今後どうなるかはわかりません。
いずれも嫌がらせによるダメージを軽くしたい私にとっては受け入れがたい変更です。対策としてやむをえずブロックで閲覧拒否できるBlueskyに移転しました。しかしスクレイピング防止策は取られておらず学習禁止もしていないため、リスクはあります。それでも画像投稿は最低限にする、リンクだけにする、画像保護ツールを使うことで一定の防御は可能です。ブロックができるだけでも助かります。
Xの画像は全て削除しましたが、非公開アカウントを残し、報道等の情報共有専用にします。
他の投稿はBlueskyをフォローしてご覧ください。まだ改築中ですが投稿は始めました。
どうぞよろしくお願いいたします。