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++  エピソード日本史 ~人物で繋ぐ日本の歴史~ 
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 予告編━2006.12.31━…‥*



 ◆◇ エピソード日本史…

 日本の歴史を人物同士の繋がりで語っていこうと企画されたもの。
 月曜から金曜までの平日5日間を一区切りに一時代を繋ぐ。
 土曜日には週の総集編とその時代を彩った日本史の女性を一人取り上げる。



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■ 悠久の歴史と大晦日
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年の瀬もせまった12月31日。いわゆる大晦日。

もともと毎月の最後の日を晦日(三十日:みそか)と呼び、
さらに一年の最後の12月の晦日を大晦日と呼んだそうです。
一年の総決算をし、新しい時代への準備をする日ですね。
新年を迎えるという考えは日本に限った事ではなく、世界中にあります。
もちろん、長い歴史の中でずっと大事な風習として行われてきました。

古来、中国より伝わったとされる暦は、
天体を中心に考え出されたといわれています。

現代のようにネオンなどなかった時代。
古代の日本人は、夜空に輝く星たちを眺め、
時の流れをどのように感じていたのでしょう。


『日本という国が出来たのはいつか?』


こんなテーマは今でも歴史家や研究者の方々の間で議論されています。
今から一万年以上も昔に、日本列島にはすでに人が住んでいたといいます。
縄目模様の土器を用い、集落を形成し生活していたと考えられています。
一度は聞いた事があると思います。

そうです。縄文時代の事です。
日本には、そんな昔から人々が住んでいたのです。

ですが、その頃の時代を表す文献などは未だ発見されていません。
その為、遺跡の調査から想像するしか当時の生活を知る事が出来ません。
どんな人たちが生きて、なんと呼び合っていたのか。。。
ロマンを掻き立てられます。


では、具体的な日本人の名が登場するのはいつごろなのでしょう。


それを知るすべは、冒頭の暦を日本に伝えたとされる中国にあります。
中国は日本よりも二千年も前から文明を築き、たくさんの文献を残しています。
その中国の歴史が記されている正史の一つ「三国志」があります。
有名な諸葛孔明(しょかつこうめい)などが登場する時代の歴史書ですね。
三国志には魏・呉・蜀の三つの国について書かれています。
その一つ、魏について書かれた魏書の中の東夷伝に、わずかに記述があります。

この部分の事を、通称『魏志倭人伝(ぎしわじんでん)』と呼びます。

ここに一人の女性の名が記されたのが始まりと言われています。
その女性の名を卑弥呼(ひみこ)。
邪馬台国(やまたいこく)という、当時日本にあった一つの国を
治めていた女王だと言われています。

時は今から1800年ほど昔、3世紀の日本。

縄目の模様を施した縄文時代から、
稲作が始まったとされる弥生時代に日本は入っています。

そんな時代を生きた一人の日本人女性。
この卑弥呼から日本の歴史を追いかけて行く事としましょう。


┏━◇ 創刊号の予告 ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

  アマテラスは実在した??卑弥呼

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━━[編集後記]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ご挨拶が遅れましたが、はじめまして。
日本史愛好家の yatarou と申します。

人物で繋ぐ日本の歴史「エピソード日本史」を発行する事になりました。
もともと日本の歴史が好きで、色々な本を読む事が趣味だったのですが、
その中で人と人との繋がりに興味を持つようになりました。
運命的に出会う人との繋がりから歴史が変わっていく様に驚き、
この人との繋がりからもしかしたら歴史はつながっていくのではないか?
そんな興味本位ではじめたメルマガです。
まだまだ不勉強なところも多く、
読者の皆様にはご迷惑をお掛けする事をも多いかと思いますが、
暖かく見守って頂けると幸いです。

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 ◆ 発行者 :yatarou
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