最近読んだ本(日本語) | 中国語と海外ドラマの日記

最近読んだ本(日本語)

今年は本もたくさん読みたいです。
前回(昨年5月)以来の備忘録です。



少し前に読んだのはだいぶ忘れてますが記録に残したいと思います。

 

周恩来が日本に留学していた期間に書いた日記。

日記そのものはわりと淡々と事実のみをかいている感じだけど、解説がわかりやすく資料が豊富。

大正時代の東京の様子がよくわかる。

上段、友人の名前の横の数字は周恩来が借金した額です。優秀だけど裕福でなかったかれは、彼らの出資のおかげで留学できました。

留学に来たのに、あまり勉強している感じではなく、中国人の同胞とつるんでばかりの印象。あと、毎日手紙を書いています。


将来大物政治家になる片鱗は見いだせないけど、清廉潔白な人柄はうかがえる。


語学留学していた天津の南開大学の卒業生で、正門に銅像が立っていたので、中国の偉い人といえば私の中では周恩来。

 

 

 

読みかけの原書『傾城の恋』のカンニングとして購入。全部で5編の中短編収録

占領下の上流階級の生活や人間関係は緻密に描かれている。

会話がとてもしゃれている。表題の『封鎖』は路面電車で出会った男女の刹那的な恋愛が、短い文章に凝縮されていて情景が目に浮かびます。

 


今年の大河の主役、渋沢栄一を予習しておこうと思い読みました。

タイトルが秀逸で興味をそそりますが、読み終えると渋沢栄一そのものを物語っています。

聖人君子のような思想と日本実業界の父と言われる経営手腕をもったすばらしい人物ですが、

解説で、私生活では女性関係にだらしなかったと書かれていて一気に親近感わいた。

幕末から明治、大正の話は大好きで、私のハンドルネームの元となった岩崎弥太郎も同時代の人。

 

 

 

香港ミステリといえば陳浩基さん、の短編集。

原書手に入れるの待てずに読んでしまいました。

初期の習作も入っていますが、短編でも意表を突くオチで何度も騙されました。


こういう本格ミステリは日本のも昔から夢中になって読んでしまいます。


ちなみに翻訳された稲村文吾さん、昔、原書会でとなりの席だったんです。当時は趣味で翻訳してるっておっしゃってましたが、今や華々しい活躍されていて素晴らしいです。

 

 

話題のビジネス書は買うようにしているのですが、どんどん家に在庫が増えて、読むのが間に合いません。

「デザイン」という言葉、文中の「アイデア」とともに、たとえクリエイティブな職業ではなくても共通して持っていなければならないなと思いました。

たくさん付箋はりました。

目次のあとについているマインドマップが楽しい。

黒いカバーをとるとおしゃれな装丁。