昨日、


東北地方で一番、


売り上げ、客数、利益を出している道の駅に行ってきた。


2007年度の集客数は350万人で、


売り上げは10億を超える。




そのナンバーワンの道の駅は、


宮城県の地図にも載っていないような、場所にある。


おかげでずいぶん迷った。


道の駅のある岩出山町は、


人口1万3千人の小さな町。


平成の大合併で町の名前は、今では消えてしまっている。。。



しかし、


この道の駅の存在感は微塵も揺るがない。


この道の駅は、西暦2000年に公設民営の方式で生まれた。


町が、少ない予算から4億円を投資して建設した。


しかし、オープン1年目、


2900万円の大赤字だった。


道の駅建設を推進した町長は、批判の矢面(やおもて)に立たされた。



”なんてことをしてくれるんだ!うちの町長は!”


” おとなしくしていればいいものを! ”





町長は決断する。





町長と、道の駅を運営する第3セクターの社長を兼務することにしたのだった。



毎日、役場に出勤する前、


朝6時30分から8時までは、道の駅の社長業務。


そして8時30分からは、町長業務。



町長の大胆な取り組みが功を奏し、


赤字の道の駅は3年目には4800万円の黒字決算を実現させた。



さらに四年目には、


岩出山町への施設使用料を2千万円支払い、それでも5千万円の黒字決算を実現させた。




。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



昨日、ようやく昼前に、あ・ら・伊達な道の駅へ到着した。


駐車場を見て驚いた。


火曜日の普通の日だというのに。。。


ほぼ満車。


車から降りて、なにげなく隣の車のナンバーを見たら。。。


習志野ナンバーだった。(ならしの/千葉にある町です。)


。。。。。。。。





道の駅の中に入ると、


これまた、お祭りのような人、人、人。。。





最初、わたしは戸惑った。


正直、


失礼な話だが、施設自体。。。


たいしたことはない。と思った。


道の駅の中には、コンビニやクリーニング店まであった。


わたしは、


ただ単純に邪道をうまく取り入れた、道の駅だとの印象を受けた。



せっかくだから、マクドナルドも入れたほうが、もっと集客が伸びると思った。





朝取り野菜コーナーも、1日4回入荷させているそうだが、


別段、想定の範囲内だった。




なのに?


どうして、こんなに人々から愛されているのだろう???


この道の駅は。。。???




道の駅の奥へ進んで行くと、


なんと!


一六タルトと、ROYCE'(ロイズ)のチョコレートが売っていた!


どうしてなのか?


それは、どうやら伊達の殿様つながりだそうです。


一六タルトは、伊達宇和島藩つながり


ROYCE'(ロイズ)は

岩出山伊達家が、

明治に入り、藩が消滅したため、家臣と共に北海道に渡り、

開拓した町が当別町でした。


その当別町にあるのが、ROYCE'(ロイズ)なんだそうです。



(商品説明)一六タルトとは。。。


愛媛県松山市の銘菓です。


餡は口当たりの柔らかさを考えて皮むきあずきだけを使用。


砂糖は甘さまろやかな最高級のなんと白双糖を使っております。


新鮮な風味を出すため、生の柚子しか使いません。


生地はたまごと砂糖と小麦粉だけ、


食べ飽きないように洋の材料(バターや油)は使わない。(キッパリ)


もちろん、保存料などの添加物は一切なし。


そして、


特殊な企業秘密の最先端スーパーミキサーで材料を混ぜ合わせ細かくきめを整えた後は、


しっとり水分が残るよう強火でさっと焼く。


ふっくら感を保つため、焼き上がりにショック(鉄を鋼鉄にするような感じ)を与え、


切り整えた生地に炊きたての餡を塗り、


一本一本、心を込めて、人件費の高い日本人の手で巻いてゆきます。


一晩じっくり、機械ではなく自然に冷まして、生地と餡を程よく馴染ませます。


翌日、食べやすい大きさにスライスして出来上がります。








さらに奥へと進んで行くと。。。



フードコーナーがあって。。。


そこには異様な光景が広がっていた。。。。



やけに。。。


イナリずしがたくさん陳列されていて、


おにぎりはほんの少ししか並んでいない。。。



ふつう、一般的な陳列としては、

おにぎり8割、イナリ2割程度の陳列といったところだろう。



しかし、この道の駅では、


イナリ8割、おにぎり2割の不思議な陳列となっていた。



よほど、イナリずしに、自信があるのだろう。



イナリずしに近づいてみて、すべてのナゾがとけた。



ここで売っているイナリずしは、本物の稲荷ずしだった。


どうりで、たくさん並んでいるはずだ。


おそらく本物の稲荷ずしを扱っている小売店などは、


日本中に1パーセントもないだろう。



なぜ本物を売らないのか?



それは、


本物の稲荷ずしをつくろうとすると、


仕込みに丸二日間かかるうえに、


出来た稲荷ずしの賞味期限は、わずか30分程度。


どんなにがんばっても、作ってから四時間もたつと、


本物の稲荷ずしの味は、ニセモノよりも、劣ってしまうからだ。


じつは、本物の稲荷ずしは、生寿司よりも鮮度が短いのです。




さすが、


辺境の地で、年商10億売るのは、


理由(ワケ)があった。


さりげないところに、”本気”があった。




山形つれづれ日記-稲荷寿司