愛知県名古屋市立明豊(めいほう)中学校。
先日、学校ライブ®無事に終わりました。
1105回目の学校ライブとなります。
2000回まで、あと895回。
学校長である梶田勉先生からご連絡をいただいたのが今年の3月。
「赴任先である明豊中学校の生徒たちに大野さんの歌を聴かせたい」とご依頼をくださいました。
梶田先生との初めての出会いはもう19年前となります。
2005年、当時名古屋市立一色中学校に勤務されていた梶田先生は、
名古屋市教育研究員として全国数ヶ所を視察されていました。
そのうちの一つ、川崎市総合教育センター(神奈川県)の研修に参加した時、
そこで僕が講師として登壇し、
初めてライブを観て感動してくださったそうです。
今考えるとメジャーデビューしたばかりの23歳。
そんな若造を講師として招いてくださった方々がいたこと、本当に感謝しかありません。
そして2006年1月、
すぐに梶田先生は一色中学校で学校ライブを開催してくれます。
記念すべき名古屋市1校目の学校ライブが一色中学校でした。
その翌年、他校に異動されて3年間勤務。
2010年から名古屋市教育委員会に9年間在籍されたのち、
2019年に名古屋市立一柳中学校の校長として学校現場に戻られます。
一色中学校から13年の長い時を経て、
再び梶田先生からご連絡をいただき、
一柳中学校での学校ライブが実現。
学校ライブ1000回を達成した直後での開催でした。
その後、名古屋市教育委員会で2年。
今年度から明豊中学校の校長として赴任した梶田先生は、
今回ついに3度目の学校ライブを実現させてくれたのです。
学校ライブ一つ一つの裏には、先生方が歩んできた人生があり、
ただ一瞬の出来事ではなく、長い時を超えながら継続してきたものであること。
そんな尊い活動だということを皆さんに知ってもらいたいと思い、
詳しく紹介させていただきました。
今この瞬間も学校ライブを検討されている先生方がいるかもしれません。
実現に向けて少しでも参考になったり、
僕への信頼につながったらと、そんな想いも含めて書いています。
明豊中学校の生徒たちは本当に感受性豊かで、
心いっぱい身体いっぱいにライブを楽しんでくれました。
彼らがもともと持っている純粋な資質も当然ありますが、
先生方の素敵な雰囲気はやはり子どもたちへと影響します。
生徒たちと一緒に、いやそれ以上に先生方がライブを楽しんでいました。
リズムに乗ってノリノリで身体を動かし、
ただただ自由に音楽を楽しむ先生方の姿があり、
それを見た生徒たちは、安心して感動や感情を表現することができるんですよね。
ライブが終わったあと、目を真っ赤にしている先生方いっぱいいました。
きっと僕の歌を聴いて泣いてくれたんだろうなって、
本当に胸がいっぱいになりました。
僕の元にサインを求めに来てくれた男の子がいて、
色紙へサインと共に「もり上げてくれてありがとう!」って書いたんです。
ライブ中誰よりも盛り上げてくれた子だったので。
そしたら彼、嬉しい嬉しいって言って大粒の涙をこぼしていました。
この涙を見れただけで、300km運転して名古屋まで来た意味があります。
インフルエンサーの方々などが発信しているSNSに比べたら、
学校ライブという音楽活動はとても地道なものかもしれません。
でも僕には、これが若者たちにメッセージを届けるベストな手法であり、
誰よりもラッキーな機会をいただけていると思っています。
ただ、この活動を知ってもらう努力はしなくちゃならないので、
そこは今後の課題でもあります。
さあ、週明けからは北海道です。
学校ライブ全3公演。
移動距離もとてつもないですが、
元気いっぱいに全力でやり遂げたいと思います。
明豊中学校の生徒の皆さんどうもありがとう。
呼んでくださった梶田校長先生ありがとうございました。
機材の搬入と片付けを手伝ってくださった先生方にも心から感謝申し上げます。
また皆さんにお会いできることを心から願っています。