山梨県市川三郷町立市川中学校。
昨日、学校ライブ®︎無事に終わりました。
1103回目の学校ライブとなります。
2000回まで、あと897回。
さかのぼること20年前。
2004年の夏に山梨総合教育センター(笛吹市)で行われた、
「道徳推進教師研修会」にて歌を歌わせていただいたことがありました。
文字通り、主に道徳教育の推進を担当する先生方の研修会です。
まだ何者でもない、
学校ライブを始めたばかりの22歳の僕でした。
当時この活動を見出し応援してくれた先生方が何人かいて、
この研修会に連れて行ってくれた大木真理子先生(千葉県中学校教諭)もその一人であり、
「歌う道徳講師」という唯一無二の道を切り拓いてくれた恩人です。
僕の歌に感動し、道徳との親和性を感じてくれた大木先生は、
教育界に影響力のある先生方や文科省の方々へと「こんな若者がいる」と紹介してくれました。
デビュー曲「心のノート」の元となる、
道徳の副教材『心のノート』を教えてくれたのも大木先生です。
その研修会で数曲歌わせていただく機会を作ってくださり、
ギターを抱え、二人で山梨に向かったことを今でも忘れません。
翌年、運よくメジャーデビューできた僕は、
「心のノート」を披露する目的もあり、
2年連続で山梨総合教育センターで歌わせていただきました。
その日に参加されていたのが、
今回市川中学校に僕を呼んでくれた教頭の深澤純子先生です。
そこからずっと僕の歌を好きでいてくれて、
「いつか自分の学校でもライブを」と、
ついに昨年の5月、
南部町立小学校の3校合同のライブを実現させてくれました。
ただ、実施に向けて全力で動いてくれた深澤先生でしたが、
開催の年はすでに市川中学校に異動され、
ライブを観ることはできなかったのです。
そして異動先である市川中学校の生徒たちに歌を届けるため、
このたび2度目となる学校ライブの実現です。
なんと2学年主任の丹沢美紀先生も、
道徳推進教師研修会(2004年)にいらしていて、
その後僕のCDや本を沢山買ってくれていた方であり、
今回深澤先生と職場が一緒になったことで、
共に学校ライブ実現に向けて動いてくれたとのこと。
一つ一つの出会いと、一人一人の熱い想いがあったからこその今です。
誰かの大切な人生の一部をいただきながら今日まで生きてこれたということ。
その感謝を決して忘れてはいけないと思い、
今回も詳しくストーリーを書かせていただきました。
4年ぶりに生徒をステージに上げました。
マイクを渡したら堂々とステージの上で歌ってくれて、
みんなを盛り上げてくれた3年生の男の子。
こんな日が戻ってくることを僕はずっと信じていました。
楽しくて嬉しくてなんだか胸がいっぱいになりました。
みんなが笑うと僕も自然に笑ってしまう。
そして僕自身がどんどん楽しい気持ちになれば、
さらにみんなも楽しくなる。
学校ライブにはそんな不思議な力があります。
できることなら毎日毎日どこかの学校で歌っていたい。
それくらい今の僕には無限のエネルギーと高い志があります。
市川中学校の生徒の皆さん、
深澤先生、丹沢先生、
校長先生はじめ機材運びなどお手伝いをしてくださった先生方、
そしてPTAの皆さん、
このたびはどうもありがとうございました。