東京都大田区立入新井第一小学校。
昨日、学校ライブ®無事に終わりました。
1102回目の学校ライブとなります。
2000回まで、あと898回。
今回僕を呼んでくださったのは、学校長の執行(しぎょう)純子先生。
ご依頼をいただいた時、
以前都内の中学校で僕のライブを見て感動したことがきっかけで、
その後もSNSなどで活動を追ってくださってることをお話してくれました。
昨日はじめて執行先生とお会いし、
学校ライブを鑑賞したその学校を聞くと、
狛江市立狛江第一中学校だというのです。
SNSでも何度か紹介しているかと思いますが、
狛江第一中学校では2012年から6年間毎年僕を呼び、
ライブを開催してくれた学校です。
ライブだけではなく、生徒会のみんなと一緒に歌を制作したり、
ありとあらゆる機会を通して、僕と生徒たちとの交流を継続してくれました。
その中心人物であり、僕の歌や活動を誰よりも応援してくれたのが、
狛江一中の当時の校長樋口豊隆先生です。
2017年に発売したアルバム、
「歌が残るように」のジャケット写真は狛江一中で撮影しましたが、
市への許可や手続きなども、
体育館のステージにあるピアノをフロアに降ろすための業者への手配も、
「大野さんの頼みなら」とすべて樋口先生がやってくれました。
その狛江一中でのいくつものライブの一つに、樋口先生から招待があり、
執行先生は僕の歌を初めて聴いたそうです。
長い年月はかかっていても、
時を経てこうしてご縁が身を結んだことにとても感動しました。
何より僕の歌やパフォーマンスを執行先生が忘れないでいてくれたこと、
本当に感謝しています。
ライブのあと執行先生と色々とお話をしたのですが、
僕が守り続けてきたあるポリシーに気づき、
感心してくださいました。
それはライブ中、子どもたちに「静かにして」と一言も言わなかったということ。
これ学校ライブを始めた頃から自分の中で決めた約束事なんです。
どんなに騒がしくなっても「静かにして」と言わず、
歌やMCの技術で乗り切るのだと。
時々みんなのお喋りがすごくて、
MCがうまく進まないときがあるんです。
でも子どもたちはただ騒いでるだけやふざけてるわけじゃなくて、
みんな僕に何かを言ってるし、何かを伝えたくて仕方ないんです。
昨日もずっと僕に何かを叫んでる低学年の女の子がいて、
あえて近づいて「なに?」って聞いたら、
「やっくん大好き!」って言ってました(笑)
端の方にいた1年生の女の子もずっと「こっちに来て」と言ってたので、
近づいていったらめちゃくちゃ嬉しそうな顔して本当に可愛かったな。
だから、そんな風にして僕に想いを伝えようとして大騒ぎになってる子たちに、
「静かにして」は間違ってるんです。
全部の言葉に応えていたらライブが進まないので、
返事できないことの方がほとんどですが、
せめて「静かにして」だけは言わないようにしています。
インスタのDMやYouTubeのコメントで、
昔学校ライブを観た子たちが大人になり、
僕に声を届けてくれることが増えました。
驚くべきことに当時中学生だった子たちより、
小学生だった子たちの方がわりと多くて、
幼い頃に見たものがとてつもない影響力やインパクトを持っていることを思い知らされています。
その確かな真実を知っている今の僕が見せる本気は、
はっきり言って若い頃と比べ物にはなりません。
そんな熱い想いを受け取っているのか、
最近ライブ中に小学生が感動して泣く子がとても多いのです。
昨日は歌だけじゃなく、僕の話だけで涙を流している子が何人もいました。
ピアノの目の前いた1年生の子がじっと僕を見つめながら言いました。
「涙が出そうだよ」って。
こんなにも純粋で未来ある子どもたちの前で歌える学校ライブ。
この活動に出会えた僕は本当に幸せ者です。
感動してくれた子たちに恥じぬよう、
もっともっと成長して、魅力的なアーティストになっていきたいと思います。
入新井第一小学校の生徒のみなさん、
執行先生、何度もやり取りさせていただいた副校長の石田先生、
機材を運んでくださった先生方、そしてPTAのみなさん、
このたびはどうもありがとうございました。
またどこかで会えることを楽しみにしております。