千葉県成田市立成田中学校(正式) | 大野靖之 公式ブログ

大野靖之 公式ブログ

2005年メジャーデビュー。47都道府県を制覇した日本全国での学校ライブ®は、現在1109回。9校の学校の校歌制作や、道徳・家庭科の教科書に歌詞が使用されるなど、他に類を見ない道を進む唯一無二のシンガーソングライター。

千葉県成田市立成田中学校。

昨日、学校ライブ®無事に終わりました。

1098回目の学校ライブとなります。

2000回まで、あと902回。




昨年9月、僕の中学校時代の恩師、

吉田健先生から電話がありました。


吉田先生は担任ではありませんでしたが、

生徒会の顧問であったため、

生徒会長だった僕にとって本当にお世話になった方です。




メジャーデビューしたあともずっと気にかけてくれて、

先生の勤務校でも学校ライブを開催してくれことは今でも忘れません。




一つでも多くの学校ライブを実現させるため、

各方面にご相談をする昨年、

ちょうど吉田先生にも僕から連絡をしようと思っていたタイミングだったので驚きました。




「靖之を呼びたい先生がいるから、直接やり取りをしてほしい」


そんな有り難いお電話に感謝の気持ちで胸がいっぱいになったし、

学校ライブをやりたいという強い想いは、

ちゃんと届いていくことを実感した素敵な日でした。




電話番号を聞き、その日のうちに連絡をしました。

それが成田中学校の学校長、濱谷昌人先生です。


濱谷先生も僕の母校である印西中学校に勤務されていたのですが、

僕らの学年が卒業したその次年度に異動されてきたとお聞きしました。




なので濱谷先生からは教わってはいないのですが、

デビュー前に印西中学校でライブをした時、

当時僕の歌を聴いていて、その感動がずっと心に残っていたこと、

それが今回の学校ライブ実現へとつながりました。




費用の面では無理を言ってしまいましたが、

早急にすべてをクリアにしてくださり、

このたび無事に開催できました。




成田中学校の先生方の中で、

過去に僕の学校ライブを見たことがある方が何人もいました。


教員になって2年目の女性がいて、

その方はなんと生徒として僕のライブを見ていたとのことです。

当時彼女は小学5年生。八街市立実住(みすみ)小学校の生徒でした。




実施日は2011年3月11日。東日本大震災が起きた日です。

体育館の耐震工事が完了し、

その完成を祝う「こけら落とし」としての学校ライブでした。


14時40分にライブが終わり、その直後に起きたあの時の恐怖。

きっと一生忘れないでしょう。




幸いほとんどの生徒たちが体育館に残っていて、

スムーズに避難することができました。

すでに1年生だけ校舎内に移動してしまい、

近くにいた僕は、彼らのそばでずっと一緒にいたことを覚えています。


あの頃小学生だった彼女が時を経て成田中学校の教員になり、

こうして再会できたこと、なんて素敵なことでしょう。




ライブのあと校長室でそんな当時のことを沢山話してくれました。

実は『ともだち』という歌は実住小学校の生徒たちのために作った歌なのですが、

「実住の子たちはみんな歌える」と彼女が教えてくれました。




昨日の学校ライブを観に来てくださった、

成田市教育委員会学務課の高橋堅介さんという方は僕の1つ上の先輩です。

短い時間ですが、中学時代の話を先輩と共有できたこと、とても嬉しかったです。


2018年に成田市立公津の杜小学校でライブをやっているのですが、

その時先輩は教員として僕の歌を聴いているということも聞きました。




中学時代から今日まで歩んできた人生はすべて意味のあるものであり、

誰かが必ず見てくれているということ、

それを沢山知ることができた今回の学校ライブでした。


いつも現場に同行してくれるスタッフが、

帰りの車でこんなことを言ってくれました。

「学校ライブ、最近本当に楽しそうにやってるね」って。




今僕は、この活動を本当に愛しているんです。

昨日もめちゃくちゃ楽しかった。

最後までまっすぐな心で鑑賞してくれた生徒たちに、感謝の気持ちでいっぱいです。




成田中学校の生徒のみなさん、

濱谷校長先生はじめ先生方、

このたびはどうもありがとうございました。


またどこかで再会できることを楽しみにしています。