僕の周囲にも…

 

「こんなに選挙に関心をもって,調べて議論して自信をもって票を投じて…1票でも変えることができるんだ!って可能性を見出したのに…マスコミの偏向報道のせいで,「バカだ信者だ…怖い怖い。兵庫県民大丈夫か?兵庫県民じゃなくて良かった」と言われて…ほんと悔しい。」

 

と言ってる人がたくさんいることと…

 

ブログというツールは「今伝えたいから,今見てくれている人に向けて書く」ものでもあるけれど…それ以上に「未来の訪問者に向けて伝えるという目的や,未来の言説に対しての証拠(つまり言質)になり得る存在として残す」ものなので…

 

(なので…都合が悪くなったら消すとかではなく…将来掘り起こされた時を想像しながら,責任と覚悟をもって書かないといけないと考えている)

 

だから,もう少し…書くね。

 

今,ここを見に来てくれている人は…今回の説明含めて…全然必要ないんだけど(僕の周囲は優秀な人が多いから。仕事柄)…将来そうじゃない人が見に来ても大丈夫なように徹底的に?今回考えたことを残しておきたいので。

 

今後,今回の選挙がどのような結末をむかえようとも…後から「兵庫県民はやっぱりバカだった。もっと考えて1票投じろよ」と言われないように。

 

兵庫県民に対して,未だご丁寧に…「だまされることの責任」なんかをご教授いただくこともあるのでね。

 

「どうぞ,兵庫県民の何が間違っていたのか?指摘してください」って言えるように。

 

あるいは,これまでに書いた以上の事実がでてきたら…「まぁ…それはしゃーないわな」ってなるように。

 

 

 

 

 

 

 

なお,ここでも何度も言ってるけれど…フィルターバブルやエコーチェンバーみたいに…「どう?俺頭いいでしょ!」みたいに使いたくなる気持ちはわかるんだけど…できれば,兵庫県民に失礼に当たらないように上手に使ってもらえると幸いです。群集心理や,過去のヒトラーの話やメディアの罪なんか…今どき高校生でも知ってるようなレベルのことを引き合いにだされても…逆に「え?そのレベル?」って思っちゃうので。そもそも失礼だし。まぁ…そのレベルが発言者の「ものさし」なんだろうけど。

 

ちなみに…こういうテクニカルタームを使うのは詐欺師のテクニック(もしくは説得術)の一つ。「この人専門家なんだ」とか「この人凄い!」って思わせるときに使う技術ね。営業研修の講座で取り上げている技術のうちの1つ。IT業界はテクニカルターム多いから気を付けないといけないって新人研修でも言われているはずだから,大丈夫だよね。コミュニケーションスキルの高い人は,相手が知っていることと知らないことを瞬時に把握して,その時々で(同じことでも)言い方変えるから。それが普通。


だから注意して使わないと…コミュニケーションスキルの欠如か,凄いって思わせたいんだ…のいずれかだと思われるよ。

 

 

で…

 

<最近のネットの情報に対する意見に対して>

 

立花氏の犬猫発言

→最初から知ってるし笑。立花氏って,そもそもそういう人じゃん。織り込み済み。彼を信じたのではなく,彼の出してきた証拠(正確には別の人)を信じただけ。逆に,今まで…「立花さんは斎藤さんを助けてくれた!HEROだ!」って思ってた人っているの?利益になるから利用しただけだろ。だから県民も彼を上手に利用すればいい。これからも真実を掘って拡散してくれるように。

 

・広告会社のSNS戦略

(おばあちゃんの動画,女子高生の動画が演出)

→仮にそうでも…逆に問いたい。あのレベルの戦略で…本当に1人ぼっちから111万票の大逆転できたと本気で思ってる?そっちの方がやばい。「野ブタ。をプロデュース」の修二と彰レベルの戦略で?確かに堀北真希は可愛かったけどやなぁ…高校生レベルだよ。この程度の演出って普通じゃないの?「よれよれのスーツ,2000円の時計…」って…遅刻しそうになったら,誰だって会社直前からダッシュしていき切らせながら「すみません!」って演出するよね。プロパガンダについては,ベトナム戦争の時のやつを中学生の時に学んだぞ。今や常識じゃん。それに騙されるわけないよな。

 

・公益通報者保護法違反,公職選挙法違反の疑い

→橋下さんの言うように…法律違反と民意は別。アウトなら法にのっとって罰せられればいい。どちらも違法だったという結論になったとしても…それ以上のことが論点だろ。パワハラ,パワハラというけれど…セクハラのように「された相手の判断」ではなく,パワハラにはちゃんとした定義(定義や6類型)があるからな。被害者の感覚に加え,行為の客観性や正当性が重視される。最近は、パワハラした側がなぜパワハラをするようになったのか?誘因まで考えないといけないレベルになってることもお忘れなく。時代は先に進んでいる。


公選法違反は…広告会社が立花氏に指示を出して,全体の戦略立案していたんだったら…「え?マジか!騙されてた?」ってなるけれど…いたって普通の広報活動だからな(公選法違反だったとて)。「もったいない」とは思うけど「騙された!けしからん」とはならないよ。反斎藤側の人も「え?ラッキー!」って感じだよな。

 

アンダードッグ効果

確かに,アンダードッグ効果も無かったわけではないと思うよ。でも…浅いよね。浅すぎる。これも「最近知った言葉なので使ってみよう」という発言かな?

 

(誤)「1人孤独に戦っている」→「かわいそうじゃん!」

(正)「1人孤独に戦っている」→「自業自得。バカじゃない」→(立花氏のクーデター説)→「え?嵌められた」→「世の中おかしいぞ!マスコミクソ!」

 

つまり応援ではなく「正義感」「県政の改革援護」の方が強い。そもそもこの論理が破綻しているのは…彼が政治家で1人孤独に戦っている姿は…昔から禊として多くの政治家がやっていたこと。アンダードッグ効果だというなら…これまで皆同じように熱狂しているはず。これまでは冷ややかで…そのまま相手にされなかったぞ。



 

テレビでは…多少マスコミの過ちを口にする人が出てきたけれど(但し,アナウンサーや芸能人ね。自称専門家は意固地になってる)…まだ未だに「SNS戦略がー」って言ってる的外れ。

 

広告会社のSNS戦略で,今回の現象を説明できるのなら…ほんと候補者みんなやればいい。簡単に模倣できるじゃん。よれよれのスーツでみすぼらしくやつれた格好して…やらせ動画作って…SNSの拡散要員400人?やとって拡散すればいい。ほんと簡単にできる。

 

テレビの専門家やジャーナリストのうち…繰り返し「テレビは限界が…公平・公正だから」とか「ネットは危険だ!」と言ってる方々見てみ。彼らの…ネットリテラシー,ITリテラシーを見てみ。

 

「ネットは怖い、ネットは怖い、規制しなきゃ怖い」


ついてこれてないんだよ。そりゃ「今」という現実についてこれないのなら…こうなるわな。そりゃ怖いだろう…得体の知れないものは。ただ…ほんと規制だけは止めてよ。若い人は制御できているんだよ(それよりシグナルやダークウェブの方をなんとかしろよ)。中央集権型はもう無理なんだって。Web3やブロックチェーンからAIに向かっているのに,今そこか?って…ほんと怖いわ。

 

もうほんと…くどいようだけど…

 

今回の件はこれ(↓)。これに尽きる。一つ隠している決定的な情報。この1点をはっきりさせてくれ。

 

 

斎藤知事が善良な県職員を追い詰めたのか,それともそれ以上の因果関係が他にあるのか?

 

マスコミは前者だと決めつけ(最近ちょっと変わってきたけど),県民は後者だと判断しただけ。


そこの事実を教えてくれ。マスコミの決めつけ通りなら…県民は一気に反斎藤になる。マスコミの言うとおり「そのやり方だと改革できないよな」ってなって。


でも後者だと思ったら…「県民が立ち上がらなければ改革は斎藤知事1人じゃ無理だ!」って熱狂するのは当然じゃん。可哀想ってだけで県政を任せる県民がどこにいるんだよ。その大前提から説明が必要なのか?その説明いらんだろ。


そこを徹底して隠すから県民は後者だと判断したんだろう。北村弁護士の動画で言ってくれてるとおり,不可解だから論理がつながる方が事実だと判断したんじゃないの?

 

それに…

 

大前提にあるのは下記。これを理解していない人多過ぎ。県民は選挙前からずーっと肌で感じていること。そりゃ県外の人にはわからないよ。

 

1)兵庫県に住んでると大阪の改革が羨ましかった。選挙で知事が変わるとも思わないし話題にもならなかった

2)コロナ禍で改革を期待して県民は斎藤氏を選んだ。

3)改革に着手してくれて改革に期待


これは選挙前の11月8日の記事ね。これが前提なの。立花氏以前に。


公益通報か否かは,7疑惑のうちパワハラ,おねだりを除くキックバックがあったか否かの1点次第。それに対する見解も説得力があるからな。この記事に書いていること。これ以上は悪魔の証明になるから無理じゃん。だから公益通報じゃなく怪文書だと判断したのだろう。外部通報だぞ。内部通報じゃないんだぞ。外部通報時の公益通報に該当するための要件満たしていないって判断は間違ってないって言ってる弁護士さんも多いぞ。


で,選挙後にまとめてくれたこの分析記事ね。この記事に書いていることがすごく真っ当で最も近い。まともな分析結果。

 

出直し選挙なので…確かに政策論争にはならなかったけど…その前提として県民は斎藤県政を知ってるからな。それを踏まえた上でのクーデターって…つながちゃったの。

 

そういう意味では…立花氏の影響が大きかったのは間違いない。

 

 

まぁ…県外の方々は上記の前提が違うから(知らないから)な。だから…バカだ信者だ,「だまされることの責任」なんかを口にするんだと思う。兵庫県民とは,そもそもの情報量が違うから仕方がないんだよね。

 

 

 

なので。

 

こんなに選挙に関心をもって,調べて議論して自信をもって票を投じて…1票でも変えることができるんだ!って可能性を見出したのに…マスコミの偏向報道のせいで,「バカだ信者だ…怖い怖い。兵庫県民大丈夫か?兵庫県民じゃなくて良かった」って言われて悔しい思いをしている人は…

 

何ら気にする必要はない 笑。

 

それが相手の「ものさし(情報量と質)」なんだと考えて,相手にしなければいい。

 

兵庫県民は…今回はすごかった!! 

偉い!!

自信を持っていいよ!!

 

若い人も,お年寄りもね!!

 

誰に投票したとしてもね!!

 

テレビが今のままなら…参院選…面白いことになる予感。