ちょうど今,データベーススペシャリストの記事を書いていて…

 

それで思ったんですが…

 

やっぱりITエンジニアである以上,何か新しいものが出てきたら率先して利用すべきなんだなと。

 

今,何かと問題視されているマイナンバーカードも…

 

・どこに利便性があるのか?

・どこに脆弱性があるのか?

・リスク要因とリスクは何か?

 

それを知るためにも,まずは自分がモルモットになって使ってみるということが重要なんですよね。

 

ITに関わっている以上は。

 

 

 

 

 

話は戻って…

 

その…データベースの記事というのは,令和4年の出題傾向の分析記事です。翔泳社の情報処理教科書にも書いた内容なのですが改めて「IT資格の歩き方」の記事として起こしています。

 

受験された方は体感していると思いますが…令和4年のデータベーススペシャリスト試験では,午後Ⅱの問題が「例年よりも簡単だった」という人と,「難しかった」という人に二分していました。

 

特に何か新しいことが問われていたわけでもありません。関係スキーマがデータベースに実装されたテーブルに変わっていたぐらいで…それは過去に午後Ⅰでも出題されていた内容なので大きな問題でもありません。

 

考えられる要因は二つ。オーソドックスな販売管理業務や生産管理業務ではなく,問1 で宿泊管理業務,問2 でフェリーの予約業務が題材だった点と,問2のデータベース設計の問題のうち,定番の問題(未完成の概念データモデルと関係スキーマを完成させる問題)の比率が50%ぐらいだった点です。

 

つまり…業務知識の差だったのかなと。

 

「難しい」と感じた人や「時間が足りない」って感じた人は,宿泊管理業務やフェリーの予約業務をイメージするのに時間がかかったのではないでしょうか。

 

自分も(解説を作成する前に)解いてみましたが…日頃からホテルの予約や(フェリーではないですが)新幹線のWeb予約を使い倒しているので…特に,難しくは感じなかったので。

 

データベーススペシャリスト試験は,情報処理技術者試験の中でも…最も「業務知識の有無」が影響する試験です。技術面だけではなく,業務知識を一定レベル以上に向上させないと…なかなか合格できませんからね。

 

 

 

 

で,そこから…こう思ったわけです。

 

「やっぱり,普段から利用者として利用する(接する)ことができるところは,利用しておいた方がいいよな。これもひとつの試験対策になるんだから。」と。

 

データベーススペシャリスト試験の題材になるのは,基本として知っておく必要のある販売管理業務や生産管理業務と,それ以外は「利用者として使用しているからイメージしやすい業務(ゆえに受験者によって差が出ない業務)」ですからね。

 

 

情報処理技術者試験はもちろんのこと,中小企業診断士試験やITコーディネータ試験でも役に立つでしょう。

 

 

 

 

 

実際,自分は…会社を経営する中での行政手続きも,国民や市民としても,あるいは顧客としても…電子手続きは何でもいち早く試してみるようにしています。

 

まぁ…モルモット的な理由というよりは,普通に興味がリスクを上回るからなのですが 笑。

 

かくいうマイナンバーカードも…

 

いち早く入手して,すぐに電子証明書も入れました。会社の手続きで電子署名が必要なケースでも…すべての手続きで株式会社の代表者の(マイナンバーカードの中にある)電子証明書が使えますからね。ほんとすぐに入れたかったんですよね。約5年間で500円だし。

 

それまでは住基カードに電子証明書を入れてもらっていました。これも500円です。その前は,民間事業者を利用していたので…年間1万円ほどの出費がかかっていましたからね。むちゃくちゃお得です。

 

もちろん,今ごたごたしている保険証も…可能になるのを待ち構えて…速攻でマイナンバーカードに統合しました。

 

スマホにはマイナポータルを入れているし,PCには規格の異なる二種類のカードリーダを付けています。

 

他にもこんな感じで…ほぼすべて,(待ち構えて)すぐに利用するようにしてきました。

 

・法人登記を電子申請(地元の管轄で1stユーザ)

・e-Gov(社会保険関係他)

・e-tax(法人税,所得税)

・eLTAX(地方税)

・納付もダイレクト納付へ

・各種ECサイト

・各種予約システム(ホテル,会議室,公共施設,新幹線,フェリー,チケット他…実際には予約確定まではしないけど途中まで使ったりもしている)

・各種カード処理,電子マネー

 

最初のうちは,仕様上の配慮不足やバグなどもあって…手作業よりも時間がかかることもよくあったし,一部の書類を郵送したり,一部は銀行での納付しか対応していなかったり…Webでやる必要はないという時期もありましたが…一時的なものだと割り切って。マイナ保険証なんかは…どこも対応していなかったし,今は自分の行く先々では使えないところばかりなので(機械はおいているのに)…早く使いたいのですが…

 

 

 

ということで。

 

ITエンジニアや,IT業界に身を置いているのなら,あるいはITのことを語る立場なら…

 

加えて,情報処理技術者試験をはじめ…各種資格試験に挑戦している人は…

 

積極的にWeb上のサービスは利用した方がいいと思いますし,マイナンバーカードも積極的に利用すべきかなと。

 

環境作ってセキュリティを試したりすることも。法律をちゃんと勉強して。

 

 

 

 

今年のデータベーススペシャリスト試験では,マイナンバーカード関連の問題が出るかもですよ。セキュリティ面に影響のないレベルで。以前,システムアーキテクトでは平成29年の午後Ⅰで出ましたしね。企業での社員のマイナンバーの管理にまつわる問題でしたが…。

 

 

 

 

ちなみに。

 

マイナンバーカードのCMに登場するかわいくて綺麗な女性は…元乃木坂46で現在大女優の深川麻衣さん(通称:まいまい)です。

 

 

昔のCMはこれか…

 

 

 

 

 

 

あ,そうそう。

 

データベーススペシャリスト試験の…令和4年の午後Ⅱ問2のフェリー予約業務って…今度,鹿児島から沖縄に行くフェリーが題材なのかも。各港の出航時間や入港時間は違ったり細部は異なっているけれど…よく似ている。

 

Webで予約できるのは2等船室だけだけど。他は電話予約のみらしい。