はや6月。
ここ2週間は乃木活イベントがないので仕事ばかりしているのですが…こらからも,6月ってないんですよね…ライブも舞台も。さほど(ちょっとはあるけど)。
7月からは真夏の全国ツアーで北海道や沖縄,8月には仙台,名古屋,東京と回るので…今の間に仕事を終わらせておいた方がいいとわかってはいるものの…乃木不足で,やる気が…。
乃木不足は…深刻な影響が。
まだ,たった2週間なのに。
それはそうと。
10月の情報処理技術者試験対策のうち…SEプラスで実施しているKOUDO(↓)は7月からのスタートなのですが…
個人で受けている論文添削(↓)の方は…受講生のペースも上がってきているので,この時期に知っておいていただきたいことを少々。今の時期に受講生に伝えることが多いので。
論文対策として論文を書いてみる場合…
(1)問題文で問われていることを正確に把握する
(2)上記の(1)についての経験の有無を考える
という手順になるよね。当たり前だけど。
で,上記の(2)の結果,経験ありの場合は「記憶から何を表現するのかを選択して」書いてみるて…それを提出する。添削結果が返ってきたら…それを見て,その判断が正しかったかどうかをチェックしながら改善及びすり合わせをしていく。経験ありの場合は…表現レベルだけの問題なので,指摘事項に対する対応も頭の中から出すだけでいい。だから速いし,すぐに修正して送ることもできる。
でも逆に…(2)の結果,経験なしの場合は…
自分の経験をベースに「問題文で問われているような状況になったと仮定して,話を展開できるかどうか?」を考える。
できる場合は,そうすればいいが…問題はできない場合。次のような手順を踏んで,疑似経験のストーリーを作りこんでいかないといけない。
STEP-1.登場人物をはじめ設定を詳細に作りこむ
STEP-2.問題文の状況に合うようにプロジェクトの時間を進めていく。必要に応じてSTEP-1の設定を変える
この時のポイントは,映画やドラマと同様に…論文で表現しない部分まで詳細に作りこむところが最大のポイント。それをせずに,論文として表現するところだけしか考えないケースが多く,見えない部分まで作りこんでいないから…結果的に矛盾等が発生してつながらなくなり…突っ込みどころが満載になる。
これはプレゼンと同じ。
プレゼンで表現したり,論文で表現するのは「氷山の一角」にしないと。表現しない部分も含めて矛盾がないように徹底的に作りこんで…一貫性のあるものにすること。
で,そういう部分まで(一から)作りこむ作業って…数日かかることもあるのは当たり前。時間がかかる。
たまに…「3時間かかってしまいました」…みたいな感じで,2時間でできなかったことを報告してくれることがあるけれど…未経験で一から作りこむ場合は当たり前だと考えよう。というか3時間だと普通に短すぎる。8時間かけても足りないと思う。矛盾なきように作りこむには。「2時間でできなかった」というのは,この時期全く関係ない。できなくて当たり前。逆に,3時間しか時間を使わなかったから,設定がボロボロで題意に合わない内容になっていると考えた方がいい。
なので。
この時期は,3日でも1週間でもかけて構わないので(今だからできる作業),しっかりと詳細に作りこむことを考えよう。ドラマや映画でも登場人物を徹底的に作りこんでるよね。そのレベルで。設定が甘い…すなわち,土台たる基礎がしっかりしていないと,いつまでたっても安定しないので。今ならそうした時間の使い方ができるし,今ならその方が絶対にいいから。
但し。
その作りこみの作業って…「あらたまって机に向かって休みの日に…」するもんじゃないからね。隙間学習というか,常にちょっとしたときに自然と考えられるようにするのがコツ。好きな人のことを自然と思い出すような感じで。そうしないと苦痛になるからね。「あらたまって机の前に座って」することじゃない。午後Ⅰを解く練習なら苦痛は感じないけど,「思考を巡らせて…」という作業は,むちゃくちゃ苦痛になるから。時間も長時間になるし。結果,論文対策が嫌になる。
電車の中とか,休憩中とか,テレビを見ながらとか,食事をしながら,酒を飲みながらとか…ちょっとした隙間時間に。自分の経験で補うとか…日常の空いた時間で考える。
そのためには…
まずは…「(1)問題文で問われていることを正確に把握する」ということと…その問題文を暗記することが必要不可欠。正確に,かつ暗記していないと…隙間時間に思いを巡らせることはできないからね。たぶん…論文試験を得意にしている人は,それをしていると思うんだけど…どうだろう。
ちなみに。
学習の最初にそれが必要なので,自分の書いている教科書「翔泳社の情報処理教科書プロジェクトマネージャ」も,そういう構成にしている(過去の問題文だけすべて掲載している)。解説付きで。
だから…それを利用して,頑張ってください。