プロジェクトマネージャ試験の勉強をしていると,よく出てくる「コンフリクト(対立)」。アジャイル開発になると,より一層重要になるとのこと。

 

この「コンフリクト(対立)」

 

やってる?? 避けてない?

めんどくさいって思ってない??

 

 

 

 

僕はとても大切にしている。




 

約30年ほど前…新卒で大阪のソフトウェア開発会社に入社し,3か月間の研修を終えて…7月に,とある開発部門に配属されたんだけど…その時の最初の挨拶で…

 

「僕は二輪のレースをやっています。なので残業はしません。飲み会にも参加しないので誘わないでください。」

 

って言ったんだよな。

 

それからしばらく5時半ダッシュをしていたんだけど…なんか上司も先輩もみんな面白くていい人だったので,すっごく飲みに行きたくなって…半年後くらいかな?飲みに行かないどころか,アメフトやウィンドサーフィンなどにも付いていくようになったんだけど。結局(笑)。

 

 

 

昔っから,回りくどいことが嫌いで…最初に自分が望む条件を提示した方が ”話が早い” って考えていたんだよな。認められなかったら辞めればいいだけだとも思ってたし。

 

そもそも,その会社に就職したのも…面接で「大阪勤務必須。配属先が大阪以外ならその時点で辞めます。だから,それが守られないなら採用しないでください。」と言って、それを認めてくれたから。

 

それ以来、ことあるごとに条件を出してきた。

 

後から聞いたら,上司も先輩もかなりめんどくさく感じていたらしい。

 

乃木坂46のイベントがあるからって日程替えてもらっているのも,乃木坂46を優先する働き方も…今に始まったことじゃないわけだ。

 

他のこと含めても,きっと…今,一緒に仕事をしている人もめんどくさく感じているだろうし,お客さんもそうかもしれない…。そこは…申し訳ない(笑)。

 

 

 

 

でもね。言い訳じゃないけど…

 

ほんと大事なんだよ!!

試験に出るからってだけじゃなく…

 

自分らしい働き方を手に入れるためには不可欠だし…

 

結論が早く出るだけじゃなく,他にもたくさんメリットがあるからね!!

 

・今の自分の価値が分かる,どう見られているかが分かる

・周囲が,理解してくれる人だけになる

 (理解できない人は離れていく)

・ストレスが無くなる

・自分の努力はすべて,理解してくれる人のためだけになる

・感謝する,恩を感じる,だから優しくなれる

・モチベーションがむちゃくちゃ高まる

・結果,恩返しができる(Give&Takeの成立)

 →ここ重要。

 

 

 

 

それに…自己主張は,言い換えれば契約条件なので交渉時には普通に行うことで,海外でも普通に行われていて…ビジネスシーンでももちろん,PMBOKでも「コンフリクト(対立)」を肯定しているよね。

 

「すべてのコンフリクトが良くないとは限らない。…より良い意思決定や強力な解決策の実現につながることもある。」

 

ほら。ドクターX ~外科医・大門未知子~も言ってるよね。

 

・これはいたしません

・これもいたしません

・これは大好き

・これは私にやらせて

 

って。派遣の品格でも,家政婦のミタでも,家庭教師のトラコでも…同じようなこと言ってるし。

 

 

 

それに何より…システム更改も,業務改革も…DXも,何かを大きく変えようと思ったら(変革しようと思ったら)…コンフリクトに強くなければできない。

 

政治もそうか。民主主義では,普通にコンフリクトは発生するわけだし,コンフリクトが無ければ,交渉の練習にもならないから…交渉ごとに弱くなるし。

 

スムーズにいく交渉って,自分の交渉力をフルに使ってるわけじゃないからな。

 

自分がコンフリクトを避けてきていたら…コンフリクトマネジメントの時に,どこまで許容すればいいのか?判断付かないし。

 

良いことないんだよな…波風立たないぐらいしか。

 

 

 

 

夢を実現するためにも必要だと思う。

 

ただただ夢を語ったり,好きなものを公言したりするのは誰でもできる。いたって簡単。コンフリクトは発生しないから。

 

でも…夢を口にしていると、必ずそこにつけ込むやつが出てくるからな。「君の夢を実現させてあげる」って。そんな時に自己主張もできずに、そこにしがみつくことばかり考えていたら…いいように吸い取られるだけ。

 

甘い言葉に惑わされず、その話が消えてもいいからと…条件を提示しないとな。

 

「やりがい搾取」されないように。

 

 

と,こんな風に自己肯定感を高めておこう(笑)。