乃木坂46の与田ちゃん主演の「量産型リコ」を見ていて…その”量産型”という言葉に反応し…ふと思ったことが,この変なタイトルでした。
タイトルの表現がおかしいかもしれないけれど…
要はこういうことです。
これ(↓)は,もう5年も前の記事になるのですが…
この中には,自分らしい(わがままな)働き方の重要成功要因たる…様々な矛盾があって…
そのうちのひとつが…次の矛盾なんです。
・代替が利かない存在になる
(安定して金を稼ぐため,発言力を増すため他)
・代替が(容易に)利くようにする
(休みたい時に休む,ドタキャンもアリにするため他)
この両立が…自分の理想の働き方をするためには,避けては通れない”矛盾”なんですね。
相反する二つの事象,排他的な…いやトレードオフの関係なので,両立するわけないという先入観が…おかしなタイトルだって判断させてしまうのでしょう。
でもね。
理想を追いかけ続けていると…いろいろ試行錯誤していると,それなりに答えって見つかるもんなんですね。
この一見すると矛盾のように見える存在が,実は両立できるってことに…むかーし,むかしに気付いたのです。
そもそも
企業の経営者は,この矛盾をどうするのか?どうバランスを取るのかを戦略上の重要事項としていますからね。潜在的に。
会社を長期的に強くしようと考えれば,他社にはいない「代わりの利かない社員」がいる方が良いに決まっているのですが…しかしそこには様々なリスクもあるのです。
市場でも「代わりの利かない人物」ともなると…独立や転職のリスクがあります。また,それ以前に…”代わりが利かない”ってことは,その社員に依存することに他ならないので…企業の存続を考えれば…「量産型」とまでは言わなくても,「容易に代替の利く社員」が多い方が良いわけです。だから,マニュアル化や標準化を進め,育成に力を入れるんですね。
で,具体的には
話を元に戻して…で,その具体的な方法のひとつは…
仕事のスピードを圧倒的に高めること
だと考えています。
これだと,一応代わりは利きますよね。人数集めれば。
但し中途半端だと「容易に代わりが利く存在」になるので注意が必要です。2倍以内程度なら不十分です。あんまり目につかないので…その程度は。
少なくとも5倍から10倍。はっきりと周囲に差が見える速度差です。
でも,スピードの差だけなら…それが例え5倍,10倍の生産性の差でも…5人,10人いれば同じ仕事量が可能ですからね。品質が損なわれないようにだけ注意すれば。
で,そのために必要なのは”先読み”と”事前準備”。勉強ならば復習ではなく予習。今必要性を感じないこと。
何でも即答できるとか,瞬時に反応できるとか…いちいちネットや書籍で調べなくても頭の中からアウトプットできるとか…そういうのも含みます。
そのために…IT系の資格って案外便利で有益だったりするわけです。
代替が利かない存在を目指すなら
ただ…他者よりも仕事のスピードが速いだけ(生産性が高いだけ)なら,結局は「代替が利く存在」だと言えるので…
まずは「代替の利かない存在」を目指すことは不可欠。
但し,こちらも中途半端はいけません。
本当に代替の利かない存在なら…代替が利くようになることはありませんが,休みたい時に休めたり,ドタキャンができたりすることとの両立は可能です。
まずは,突き抜けること。
そういう存在になって「休みたい時に休みたい」,「ドタキャンもある」という前提で…周囲と建設的に話し合えば,それなりに可能なんです。
今は,世の中もそっち方向に向いているので…ちょうど追い風になっていますからね。
循環させる
そして…循環させることも重要。
いつまでも同じ「代替の利かない存在」ではいられないことも意識しておかないと。
真似される。二番煎じが出てくる。会社もリスクヘッジとしてそうする。競合他社も。
強みは,未来永劫続くものではないですからね。
会社の意向に沿う形で…「代替の利かない存在」から,マニュアル化と教育で「代替の利く存在」に…自ら協力して進めていくことで,お互い歩み寄りができます。
そして,また新しい「自分しかできないこと」を見つける。
そんな循環が,自分の成長でもあり,会社や顧客にとってもプラスになる存在だと思ってもらえる。
まとめ
なんか…「量産型」っていう言葉を聞いて,そんなことを思い出していました。
徒然なるままの”ブログ”なので…とっ散らかっている文章ではありますが…なんか,昔っから常にこんなことを考えていたよなって。
いかに対等な立場になれるか?って。
依存することもなく,依存されることもない中での共生…それが真の自立っていうことだと思うので。
なお,与田ちゃんの主演している「量産型リコ」は,プラモ女子の話です。今なら第1話がTVerで見れるので,よろしければぜひ。