月曜日には公開できるように…この土日に,SEプラスの「IT資格の歩き方」の記事を書いているんだけど…伝えたいことの全てをそこだけに書くのもあれなので,部品化して引用するようにデザインしています。
今回は,その関係の記事です。
特に伝えたい相手は,ぼくの論文添削サービスを受講している人(関係ない人…ゴメンなさい)。
そもそも論文添削で目指していること(ここ最重要!)
ぼくが添削して助言している根っこには,常に次のような考えがあります。
「初めて見る問題でも,合格論文が書けるようになる」
準備した論文(作り込んだ論文)と同じ問題が出たら合格論文が書けるというのは当たり前ですが,同じ問題が出る確率を考えれば…それじゃダメ。
試験時に問題を見た時「あれ?これは準備していないぞ」となる確率の方が圧倒的に高いわけだから,そんなの目指しません。そんなの”ギャンブル”です。何年か受け続けてそのうちいつか…ってなら話は別ですが…。
ゴールは,新規問題であれ,準備していなかったテーマであれ,合格論文を書けるようになることなのです。
実際,僕の講座や添削サービスの受講生からは…「準備していた問題とは違う問題が出たけれど,そこそこ書けた」とか,「ダメだと諦めていたら合格していた」とか,その手の報告の方が多いですからね。
それゆえ評価は厳しくなる
だから,評価は厳しくしています。
というよりも正確には,「当時,その問題に対して実際に試験を受けて…その論文が書けていたらA評価だった」と思うような論文でも,「その問題が次回出題された時には,その問題で仕上げている人が多いはず」だと考えて評価しています。
だから,実際に当時A評価だった論文を添削しても,B評価を付けたりします。添削の時に,その旨を説明することも…。
それが評価が低くなってしまう理由です。そうしないと意味ないですからね。あくまでも…添削の目的は「次の試験でA評価を取る!」ことですから。
具体的な成長ステップ
具体的には,過去問題を通じて(だから,基本どんな問題でも構いません),次のような手順で仕上げていきます。
STEP-1.論文共通の課題を見つける
・具体的に書けているか?
・数値を書くべきところに数値があるか?
・わかりやすいか?
・知識があることが伝わる表現か?
・矛盾が無いか?一貫性があるか?
・時間が遷移しているか?
・話が唐突になっていないか?
STEP-2.当該問題文をA評価に持っていく
STEP-3.次のテーマに着手する
重要なのはSTEP-1。その過程で部品化が進みます。そしてこれらとは別に問題文の読み間違え(誤解)が無いように,過去問題を読みこむわけです。
このように仕上げていけば,新規の問題でも…全く着手しなかった過去問題でも,試験当日に…問題文を正確に理解し,表現レベルを考えながら,ところどころで部品を使い,時に騙し騙しでベストでは無くてもベターを探りながら書ききることができるのです。
結果…合格しているというわけですね。午後Ⅱもおそらく60点でいいのですから…40%はミスが入っても構わないのでしょう。
なのでご安心を。
そして「新規問題恐れるに足りず!」という気持ちで挑んでください。
ちなみに僕は,問題をチョイスする時…何かを試したいことがある時を除き,新規問題の方を選択します。どういう採点をしているのかはわかりませんが…常識的に考えて,論文は相対評価にならざるを得ない部分があるはずと考えているからです。仮にそうなら…全体的にレベルが低くなる新規問題の方が合格しやすいですよね。ぼく自身のデータだと…結果は100%合格です。
そういうことも知っておいてくださいね。
おわりに
最後に全然関係ない話ですが…
添削をしていると,ぼくのところに来る前に別の人の添削指導を受けていて…(間違っているという確証はありませんが…)おかしなことを教えられているなって思うケースに出くわすことがあります。ぼくがすべて正しいとは言いませんが,明らかに…「あれ?俺の試したことと違うぞ」っていうのがあるんです。
正解が公表されていないのをいいことに,きっと主観だけでやっているのでしょう。
別に「だから添削はぼくに任せて」と言いたいわけではありません。キャパもありますし。そうではなく、誰かに論文を添削してもらうなら,その人が何回論文試験に合格しているのか?直近はいつ合格したのか?情報源はどこか?…そのあたりを確認してからにしましょうと言いたいだけです。公開していない場合は特に。研修会社のサービスを受ける時も同じ。会社よりも「誰が添削するのか?」の方が重要。
最悪の場合,その試験区分の資格をもってないケースで添削していたというのも聞きますからね。昔取った杵柄も…ね。昔は昔。毎年レベルは上がってますし、知識は普通に劣化しますから。
ほんと注意してくださいね!!
なんでこんなことを言うかというと、変な癖がついていて修正に時間がかかるし,改めて説明して納得してもらうのも大変なんです。「これはこうです」で終わらず、なぜダメなのかから説明が必要になるので…もう勘弁してください!って感じなんですね。
ちなみに,ぼくの保有資格は…ここにまとめています。安心してください。全力だし,有耶無耶にもしません(笑)!スマホからだと取得した資格しか見れませんが(見栄えの問題で制御しています),PCからだと取得年月もフルオープンにしています!
論文試験の結果が出たのは17回(16回A評価。1回不合格になったのは…「情報処理技術者試験 未経験だと書いたらD評価」にまとめています)。各試験区分で1回目は本気で合格だけを狙って受験しましたが,各区分2回目以後は,いろいろ試すために受験しています。
それでもまだ,非公表部分で想像の域を超えないことはむちゃくちゃありますからね。これからも,いろいろ試しに受験するつもりです。
ちゃんと公表してくれると,そんなことをしなくてもいいんですがね(笑)。