今朝の新聞で知った。

 

文化庁で,著作物の利用に関して一元窓口を設置する方向で検討しているらしい。

 

 

ようやくか…

 

どういう結論になるのか,まだわからないけれど…この方向性は…個人的には嬉しいな。

 

著作権者側の立場の俺でも,利用者側の立場の俺でも。

 

誰もが自分のメディア(SNS)を持つ時代になったのに,他人の著作物の利用が全く進んでいないもんな。

 

違反して強引に利用するか,フリー素材を探し回るか,自分で作っちゃうかしかなかった。あるいは,サムネイル+リンクで。

 

マネタイズできない(もしくは適正な価値ではない)だけではなく,毎回,著作権者に確認にするのは…時間と労力がかかりすぎるので結局使わないという選択に。で,そうなると品質が劣ることもあるし。結果,”進化”の足枷になっているわけで。

 

過去の歴史を見ても,産業や文化が発展する過程にこの問題があったんだよな。

 

著作権者も利用者も双方にメリットはなく…これを逸失利益と考えれば,結構大きなものになる。

 

なので…この変化はいい感じ(笑)。

 

できれば…乃木坂46関連の著作物が利用しやすくなってくれれば。テレビ局や制作会社が乗っかってくれれば。できれば低価格で。ITで自動化すれば安くできると思うし,ロングテール化できるはず。

 

課題は多いと思うけれど…頑張れ文化庁!

 

 

 

それに…

 

こっちの方向に行くと,これからは…益々「個人で何を産出できるのか?」が重要になってくるわけで…

 

アフィリエイトから始まり,YouTubeやSHOWROOM,電子出版やnote,素材(写真やイラスト,映像など)販売のPIXTAなどから,スキル販売のココナラや,挙句の果てにNFT

 

プラットフォームだけではなく,制作ツールも進化しているからな。システム開発の現場でもそうだけど…これまでは分業せざるを得なかったものが…技術の進化で集約されていってるから個人でも戦える土俵が産まれたんだけど…

 

そこからさらに大きな前進になる。

 

 

 

但し…

 

次の2点を見誤らないように注意しないと。意識を強めておこうと思う。

 

・個人とチームで,どっちが良いものができるか?

・プロの目利きへの挑戦を諦めない

 

 

個人で製作するか?チームで製作するか?

 

この点に関しては,技術の進化にアンテナを張っておいて…フレキシブルに対応していかないといけないわな。そして,集約されて消失される技術に関してはスキル転換を検討する。

 

分業していたことが集約されてくると,マネジメント(経営も管理も)の価値も低下してくることになる。ウォータフォール型の開発とアジャイル開発を見れば一目瞭然。

 

なので…自分の付加価値が,マネジメント(経営も管理も)だけしかない場合は,何か考えないと…益々きつくなると思う。

 

それならいっそ,後述する目利きを鍛えて投資(利ザヤ稼ぎではなく本来の投資)を目指すべきかも。

 

 

 

また,”誰でもできる””自分だけの判断で始められる”というのは…競争激化のレッドオーシャンだということだから,そこから頭一つ抜け出す方法を考えないといけない。

 

そうしないと…稼げないのはもちろんのこと,ただの自己満の世界に留まることに。もったいない。

 

その方法は,プロの目利きに選ばれること。それに尽きる。

 

プロの目利きによって選別される世界…すなわち,テレビ,ラジオ,本屋さん,コンビニなど…ある意味,”格上”の世界に居ることだ。

 

1億総芸能人化した今でも,多くの人が思う”芸能人”って,そういった世界に居る人たちだもんな。それと同じだ。

 

プロか,アマチュアかの垣根は,もはや,それで稼いでいるかどうかじゃなくなっている。そういう選ばれた人か否かだから。

 

なので…芸能人同様,そういったプロの目利きに認められてオファーが来るようになるまで,”オーディション”に挑戦し続ける姿勢も必要。さらには,芸人がブレイクするためにM-1などの賞レースに挑戦するのと同様にコンテンストに挑戦し続けることも重要。

 

昔のように…それで食っていこうと考えなくてもいいし,人生100年だし。自分を,あえて追い込まなくてもいいので…ハングリー精神には欠けるかもしれないけれど,そこさえ工夫すれば…生活資金の確保のプラットフォームと,格上の場所への挑戦は両立できる。

 

 

 

それにしても…

 

世の中,どんどん変わっていくな。

 

自分の見ている方向にプラスの変化もあれば,マイナスの変化もある。

 

でも…いずれにせよ,追随するには,ある程度の時間は必要になるので,先を読めるようにはなっておきたい。