「言うは易し,行うは難し」
ネットが進展して…誰もが自分のメディアをもって自由に自己主張ができる今,ほんと…よく目にするし,思うようになったよな~。
”口だけ” の評論家が氾濫しているのかな?
俺も注意しないと。
”口だけ”の人間にはならないように。
何でもそうだけど…
「こうした方が良いのに…」
って思いつくところまでなら,誰だって辿り着くんだよな。
自分自身は…”独自性がある”って思えるアイデアや,”斬新だ”と思っている企画や戦略,計画なんかであっても…
ある程度の知識があれば普通に思いつくわけで,その程度の知識を持っている人は…世の中にはいくらでもいるわけで…
絵に餅を書くだけなら…簡単,簡単,超簡単。
コロナ対策も,政治も,儲かる仕組みも,成功する方法論も,考えるだけなら超簡単。
難しいのは…実現できるかどうか。
実現して初めて価値が産まれる。
そもそも
外野と当事者には,視えているもの,視えていることが違うからな。
本気で実現しようとしている”当事者”は,それを語ることをメインにしていない。
まずは,実現を阻害する要因を考えるところから始める。
そして,すべての阻害要因に対しての対応策を考える。
そうすると,その実現を阻害する要因の対応策を阻害する要因が出てくる。なので,それに対する対応策を考えて…
って感じで,どんどん深みにはまっていく。
そのあたりが…「こうした方が良い」って語るだけの外野と,実現しようとしている当事者の決定的な違いになる。
だから少なくとも
自分は,「そうした方が良い」って思いついたことに対しては…
・なぜ,それをしないんだろう?できないのか?
・どうすればできるのか?
・当事者ならできるのか?
・何があればできるのか?
・そこに俺は関与できるのか?
って考えるようにしている。もちろん,阻害要因の対策の阻害要因という感じで,どんどん深堀りしていって。
で,自分にとって…外部環境として無条件に受け入れるか,内部環境として関与するのかを決める。
なので軽々に「そうした方が良い」なんて言わない。
でないと
逆にバカだと思われる。
「こうした方が良いのに」って口にするケースって,”頭のいいアピール” や ”問題意識もってるよアピール” だろうなって思えることが多いんだけど…
そういうケースに限って…「できない理由に気付いてない」って感じで逆効果になってることも少なくない。
当事者意識
ってことだよな。重要なのは。結局。
当事者意識をもって,自己投影して考えるようになれば…他にも多くのメリットがある。
自分に何が必要で,何が不足しているのかもわかるようになるから,その獲得に向けて努力するようになるもんな。
実現できてなんぼ
肝に銘じておきたい。
「こうした方が良い」と口にして「お前にできるのか?」と切り返された時に…
「もちろん」
と自信を持って言えることだけにしておこう。「こうした方が良い」って口にするのは。
それと…
誰もが自由に自己主張できる世の中だからこそ,自己主張しないことが目立つようになる。
本来,知性は出さなくても,あるいは隠したとしても…自然と滲み出るものだし…基本,知性のある人は,それをひけらかしたりしない。
なので俺は,自分がどう見られるかよりも…人の知性を正確にキャッチできることを目指している。
と,そんな主張をしておこう(笑)。
ちなみに。
それで見つけたのが,乃木坂46のメンバー。
彼女たちには知性がある。それを主張しなくても…俺には見えている。