久しぶりに元気をもらって,改めて乃木坂46のデビュー時に感じた”衝撃”を思いだしていた。

 

彼女たちがデビューした時の,多くのメンバが持っていた”劣等感”と…それに基づく”謙虚さ”は,ほんと衝撃だった。

 

 

それまでは…劣等感も謙虚さも…芸能人には無いものと思っていたからね。真逆の世界。まぁ,だから芸能界にも…さして興味が無かったんだけど。

 

でも,乃木坂46は違ってた。

 

それまでの”先入観”を覆されたので…一気に惹かれていったんだよな。

 

デビューのタイミングも…その違和感を増幅させた。

 

乃木坂46がデビューしたのは2011年8月。この時期って…

 

・東日本大震災からの復興

・暴力団排除条例(対策強化)

・コトラーのマーケティング3.0(2010年)

 

なんかで,大きな時代の変化を感じている時。

 

で…それを乃木坂46に重ねて見ていたこともあって,はまっていくことに。

 

 

 

 

 

 

そもそも…”劣等感”ってマイナスイメージの強い言葉のように思われがちだけど…そんなことは全くないんだよな。

 

それが他者に対する”攻撃性”として現れると最悪だけど,それが”謙虚さ”として現れると最高の強みになる。

 

諸刃の剣ではあるけれど。

 

きっと,今野さん(運営責任者)も…それを見越して人選したんだろうな。知らんけど。

 

 

 

”劣等感”…って,自分を下に見ているってことで,それはある意味,他人を下に見ていないっていうことだもんな。攻撃性となって現れると,下に見ている人がいたり,別の武器で粛清しようとしているってことだけど…それが謙虚さに現れているってことは,単純に素直で優しいってことになる。マウントしようという発想すらないってことに。

 

昔だったら…そういう人は人目につかなかった。ひっそりと潰されるか,ひっそりと隠れ通すかだったんだけど…

 

それが今や…ネットのおかげで,探されて,見つけられるようになったから,その価値は爆上げに。

 

探されて,見つけられれば…愛されるのは自明。疑う余地もない。

 

逆に…自信に満ち溢れた態度は,”劣等感”や”謙虚さ”の裏返しと思われ,そこに”傲慢さ”や”人を下に見る”ことを想起され…価値を下げるか,あるいはヒール(悪役)役にしかならなくなった。

 

 

 

 

 

さらに,さらに。

 

探されて,見つけられた心優しいHEROの中にあった”劣等感”は,いつしかそれが”向上心”に変わっていく。そして”努力”を始めるようになる。

 

するとそれは結実して…形勢は大逆転する。

 

これが今の”シンデレラストーリー”

 

努力の天才,生ちゃんも…謙虚で心の綺麗さには定評がある。

 

 

いくちゃんのモバメ…むちゃくちゃ面白いし(笑いのセンス半端ない 笑)、ファンを大事にしてくれるし。

 



 

それに…

 

多くの場合,その過程で変わってしまったり,攻撃性が出てきたり,調子に乗ったりするので…そうなると,そこから凋落していくんだけれど…

 

乃木坂46の凄いところは,そうなっていないところ。

 

初心を忘れないからなのか,元々そういう人なのか…

 

・成長と変化

・変わっていいところと変えてはいけないところ

・競争と協調

 

そのバランスが見事で,だからこそ誰からも愛されるんだと思う。

 

競争と順位付けだらけの世界で,他人のことを優先して考えることができる…そんな矛盾の中で,葛藤しながら生きている姿は最高に美しく尊い。

 

そういう人に損をさせてはいけない。

 

それが”推し”の心理なのかな?

 

 

 

 

 

 

余談だけど…

 

俺は,良い人ではないけれど…心の綺麗な人を見極める眼には自信がある。

 

で,元々,乃木坂46に限らず…そういう人が大好きで,そういう人の役に立ちたいと思っている。

 

だから,そういう人にこそ…”武器”を持ってもらいたいから…今の仕事をしている。