AIでもコロナでも同じ。
理論があって,それに基づいて対策を実施する。ただ,その後検証しないと説得力が一切ない。薬でも臨床試験してるし,普通に何でもフィードバック制御してる。
なんで,そこしないの?????未だ。
今,コロナ対策が迷走していて…感染抑制と経済復興どころか,両方ともアウトになりつつあるのも…検証を一切していないから。
説得力を生む基本なのに…
「やってみせ 言って聞かせて させてみて 誉めてやらねば 人は動かじ」…これは違うか(笑)。
一般的な”問題への対応プロセス”はこうなる(↓)。
① 「理論」ではこうなるはず
② だから,こうした方がいい(対策の推奨)
③ よし,それで良かった。あるいは違ってた
(検証結果を示す)
政府もマスコミも,コロナ対策の…③がない。
効果を検証するのは民間企業だけだから…そのプロセスの重要性を知らないのかも。まぁ…箱物行政だもんな。
検証後に…検証データを示して
・飲食店では…すれば問題ない
・舞台でも…すれば安全
・旅行する時は三蜜を避ける。”これだけ結果が出てるんだから!”
ってすれば,過剰自粛にはならない。
でも検証を誰もしないので(4万件も感染しているデータがあるのに)…
結果,ギリギリを誰も攻められず…「まぁ今は止めとこう」って過剰自粛になる。
■理論(研究成果)
例えば…
https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=14278
・飛沫(5㎛~)感染=2mで落下
・エアロゾル(1㎛)感染=湿度が高いところで浮遊
https://med.saraya.com/kansen/ppe/kaisetsu/mask.html
https://www.kusurinomadoguchi.com/column/articles/covid-19-mask/
https://note.com/syuichiao/n/n9cf893805507
・サージカルマスク:5㎛くらいなら抑制可能
・N95:1㎛くらいなら抑制可能
・布マスク:ピンキリ
自分が感染している自覚なしに他人に感染させる可能性有
■理論(研究成果)から生まれた対策
他人にうつさない
1)自分がサージカルマスク,N95マスクをする(飛沫)
自分がうつらない
2)マスクをしていない人には近寄らない(飛沫)
3)換気の悪いところにはいかない(エアロゾル)
4)ゴーグル型眼鏡をする(飛沫・エアロゾル)
5)顔を触らない,手洗い,うがい(接触他)
いわゆる三蜜を避ける。大声出さないなどなど。
で,今ここまで。3月くらいからここまで。ここまでしかできていない。何も変わっていないし,進展なし。
■対策の有効性を検証
ここを公表すれば,自粛を局所化できる可能性があるのに(=経済を回せるのに)…まったく公表していないところ
1)→他人にうつした人のマスクに関するデータ
2)→感染者のマスクの種類,マスクしていなくて感染したのか?のデータ
3)4)5)→それぞれのデータ
対策をしていたのに感染したのか?落ち度があって感染したのか?…対策の有効性の確率だけでもいいのに。
できれば…マスク別の有効性(うつさない,うつらない),その時間。
また…
毎日の感染者数,陽性率,検査数などを発表しているけど,そんなの国民は誰もどうでもいいと思ってる。マクロのデータは専門家だけで考えればいい話で,国民は求めてない。
そうじゃなく…この検証データ。
結局は,自分がうつさないか?,うつらないか? そこがわかれば行動できるわけで,そこがないから,感染者が増えている…動かないでおこうってなるので,経済がどんどん,どんどん死んでいく。
それと…
感染者のその後のデータが全くない。どういう行為で,どう発症後推移していくのか?
そのデータが無い。
取れないデータじゃない。協力してくれる人だけでもいい。
おそらく「PCR陽性」「PCR陰性」の二値ではなく,暴露の量によって症状が違うはず。そのデータがなぜない????
例えば…「…の食事の場での感染事例では,COVIT-19の量は…だったので,誰も重症化しなかった」というのなら,飲食は復活する。まぁ風邪と一緒だなと。
例えば…舞台でクラスタが発生しても,観客はマスクをしていたから…陽性にはなったけど,無症状や軽症でおさまったとか。そうなれば舞台は復活する。
風俗等で濃厚接触したら…ウイルス量が多いので重症化するとかもあるんじゃないか?
リアルタイムに公表すると個人を特定されるリスクがある。でも,時間をずらして統計データにすれば特定はできない…4万件も症例があるわけだから,統計データとして集約できるはず。
「8月から後遺症の調査をする」程度のことを大々的に公表する程度じゃなく,感染対策の有効性の検証データを,発症後の状態別に調査・分析して公表してほしい。
今後も,感染者数や検査数,陽性率だけの無意味なデータ,どうでもいいデータばっかりしか公表しないなら,つまり,自粛の範囲を広範囲にするデータしか示さないなら…
飲食,観光,エンタメなど…リモートではできない業態がどんどん崩壊していく。
もっともっと局所化できる…感染対策の有効性の検証データを!
マスクの効果がかなり高いことがわかっているのなら…そこをアバウトにしないで…
→マスクの有無,マスクの種類,感染の有無,感染場所や科症状(喉,鼻,肺),重症度,完治までの時間,後遺症
マスク以外の…ゴーグル,眼鏡,換気,距離ごとの感染理由別に,感染の有無,感染場所や科症状(喉,鼻,肺),重症度,完治までの時間,後遺症。
そこから得られる知見だと…
きっと…
「感染対策している舞台で,サージカルマスクをしていれば,感染しても風邪程度で済むな」ってなるかも。
そうなったら…満席にできる可能性がある。
送ってきた。