相変わらず,歯切れの悪いコメントばかりで…もう半年になるのに,遅々として進まないのは仕方ないとして(期待もしてないけど…),データを全く集めていないのか,取ろうとしていないのか,公表しないだけなのか…
あ,コロナの話。
論文添削でも指摘していることだけど…
「多い,少ない,高い,低い,なるべく,できるだけ…」
主観的,抽象的な表現で,無責任で後出しでいくらでもどうにでもなる表現って…ほんとプロの言葉じゃない。
プロなら…
・断定して,自分の言葉に責任を持つか
・無責任を通すなら,客観的なデータだけを示して判断を相手に任せる
これが専門家の発言。ホント中途半端。
感染者数だけ知らされても…「で?」としか言いようがない。せっかく経済回そうとして…事例がたくさん出てるのにもったいないとは思わないのか?ほんと…もったいないとしか言いようがない。
おっと…愚痴になってしまった。失敬,失敬。
まだ期待してるのか?
ダメダメ。もう,そんなことはどうでもいい。最初から,自分の知識,自己判断で行動しているから…
■AIのススメ
ITの話だ。
今からだと…AIの勉強から始めるのがいい。
「いきなりAI?」
「ITも全然知らないのに?」
って考えがちだけど…逆。逆。
下剋上できるって意味は,いきなり前に出れるっていうこと。ITにはそういうチャンスがある。
現役ITエンジニアも…自分の持っている技術を勉強し始めた人は全然脅威じゃないけれど,自分の持っていない技術を勉強している人には…たとえそれが素人でも,「ひょっとしたら?」と脅威に感じる。
2019年3月に公表された「IT人材需給に関する調査 」の51ページからAI人材についての記載がある。
要約すると…
・2018年:わずか1.1万人(3.4万人不足)
・需要の伸び:年10.3-16.1%
・2030年でも1.2万人ー14.5万人不足
・Reスキル(従来から先端への転換)は1-2%程度
チャンス!!
前も書いたけど…ただでさえ忙しいITエンジニアは,なかなかAIやIoTなどの先端技術の習得時間がない。
つまり,異業種からの参入の方がチャンスという側面も。
まぁ,だから学生さんに期待しているので,そう考えれば異業種からの参入って大チャンス!
実際,僕が独立してすぐに(20年以上前)お手伝いさせていただいたIT企業は,当時,最新で人がいなくて単価が高かった”Java”を担ごうという話になって,異業種から人材を確保して急成長したもんな。それが今はAIって感じ。
それに…需要>供給の世界では価格は高騰する。
「ZOZO、最高年収1億円の「天才・逸材」採用していた AI時代に向け「やばい人材を集めている」」
「富士通が年収最大4000万円で技術者を厚遇、NTTデータ・NECに続く「大盤振る舞い」」
AIへの関わり方もいろいろあるけど…若い人は,こういうのを目指してもいいかも。
■ゼロからの学び方
じゃあどうやってゼロから学ぶのか?
前回も言ったけど,お金を出すのは絶対にNG。特にAIの研修なんか,今は旬なのでむちゃくちゃ高い。
ITスキルを11段階(0-10)に分けて考えた場合,例えば”8”以上がプロでしっかり稼げるとすると…”8”を”10”にするために高額な研修,高額なツールを購入するのはアリ。回収もできるので投資効果で判断できるし,ネットにも無い情報で無料では手に入らないし。
”5”を”8”にするために,時間効率を考えて…というのも投資効果で判断すれば…△。
”0”を”1”~”5”にする時にお金を使うのは愚策(×)。ネットにいくらでも情報あるし,お金かけても”5””程度なら回収できないし。ただの怠慢。他力本願じゃいつまで経っても稼げない。いいカモにされるだけ。
よく「生きた情報が大事!」って,ネット上の情報を軽く見る人を見かけるけど,「当事者から聞く=生きた情報」って勘違いしていることが多く…「当事者から聞く=ネットに無い情報」でないと意味がないってことに気付いてない。生産性2倍の損失。当事者から聞くのは…”8”以上。ネットに無い情報!
まぁ…確かに最新のお金になる技術に関しては,まだまだネット上には少ない。でも…糸口が無いわけでは無い。
今は,”0を”1”~”5”にするまでは,フリーミアムが利用できるいい時代なんだな。課金せずに最初は遊ばせてくれるから,そういうのを探すところから始めるのがベスト。
■まずは…自分の課題を知る
課題 = あるべき姿(理想,目標) ー 現状
時間をかけずに最短距離を走りたいなら,まずはゴールをしっかり見据える事。どうなりたいのか?そこから。
基礎をちまちまやるのは,勉強が本業の未成年の間だけ。
社会人になったら,基礎は…”5”~”7”になったぐらいの時に,振り返って地力を固めるために使うのがベスト。
例えば…「AIの競馬システム開発を通じてAIを学ぶ」のであれば,まずは下記を片っ端から読む!
「AI 競馬システム 作り方」で検索
競馬じゃなくてもいい。需要予測がしたければ「AI 需要予測」でもいい。将棋や囲碁ならそれで。
まずは片っ端から(広告を除いた上位から)順番に読む。意味は分からなくてもいい。雰囲気を肌で感じるだけでもいい。専門用語だらけで,ちんぷんかんぷんでもいい。
まずは片っ端から読む。
但し,それ見て諦めないこと。無理だと思わないこと。
ジグソーパズルや暗号解読,あるいはノープランで言葉の全く知らない海外のとある国に行った時だと考えて,「どこかに糸口が無いか?わずかな糸口でも見つけてやる!」的な気概で挑むことが重要。
知らない用語が出てくれば,それを全部メモってもいい。その場でどんどん調べてもいい。
多くの人が,ここで脱落する。
難しいのは当たり前。
でも,今は諦める必要はない。インターネットがあるから。
インターネットが無ければできなかった。昔は,図書館に行って本を読んでも書いていることがわからなければ諦めるしかなかった。でも今は,いくらでも検索に次ぐ検索ができる。むちゃくちゃ恩恵がある。
まずはそこまで。
課題(目標と現状の差)を知れば,後は埋めればいいだけ。
その差が大きければ大きいほど,誰もやらないから…やれば勝てる。
自分が簡単にできることは,他人も簡単にできる。だからレッドオーシャンになる。
「人がしないことをする」
これって,誰も思いつかないことじゃなく,多くの人が無理だと思っていること,したくないことをやるという意味でもあるし…その方が現実的。
そもそも画期的なことを思いついても,それを実現できなければ意味がないし。夢見る夢子ちゃんでは現実は変わらない。
(つづく)