ポストトゥルース
政策の詳細や客観的な事実より個人的信条や感情へのアピール(英語版)が重視され、世論が形成される政治文化である。(以上Wikiより引用)
簡単に言うと...
“事実” < “感情”
元々は政治の言葉として生まれたのかな?2016年か...。トゥルースを真実と訳すか、事実と訳すかって議論も興味深いな。
今日初めてこの言葉を知った。ウーマンの村本さんのTwitterの投稿を見て。一つ知識が増えた。感謝、感謝。
/感情バイアス
でも、この概念って...ネットとSNS全盛の時代には別に政治に限ったことじゃないもんな。というか、背景はネットとSNSだもんな。
昔から、提案や交渉で使う“説得的コミュニケーション”の中でも、成功を妨げるバイアスのうち、最終的には感情バイアスが大きく影響する。
「論理的にはわかってる。利益が出ることも納得できた。でも、君とはビジネスをしたくない」
って感じで。
/情報発信は?
でも...仮にそうなら、SNSでの情報発信って難しいことになる。本質的に。
じゃあどうすればいいのか?
コトラーのマーケティング3.0なんかを参考にすると...
「どうすれば読者が増えるか?」とか「どうすればアクセスが増えるか?」、「買ってくれるか?」を考える前に...
読んでくれた人、アクセスしてくれた人、買ってくれた人に「どうすれば、良かったと思ってもらえるか?」を考えるのが先だってことになる。
「どうすれば役に立てるのか?」
そっちのほうを四六時中考える。偶然なのか?定期的に見てくれるのか?どんなことを期待してくれているのか?
つまり「他愛」。何事も「他愛」。
自分からまず相手を好きになって、敬意を払い献身的に考える。そうすれば...その想いが滲みでて伝わる可能性が高くなる。
逆に...
自慢やマウント、一方的な自己主張、自分の利益のための情報発信なんかは、ある意味、読者や顧客を敵視している、あるいは蔑ろにしているのと同じだから、そりゃ自分にも同じように返ってきてもおかしくないってわけだ。敵視されたり、蔑ろにされたりね。
/理屈ではわかっていても...
って、わかってはいるんだけどな(笑)。
理屈では。
でもこれが、なかなか難しい。
自慢したいっていう本能と、自己主張したいっていう本能があるから。マウントには興味ないし、ビジネスも考えてないけど、嬉しいこと、自己主張って、なぜか言いたくなるもんな。本能なんだろう。
わかっているんだけどね。
俺の場合、乃木坂46の話をするのが…このブログの目的(この自己主張は許して!)はあるんだけれど、それだったらもっと頻度を落とさないといけないし、もっとメンバの良いところを紹介しないといけないわけで...
にもかかわらず、ついつい自分が楽しかったこと...ライブや舞台を観に行けたり、いい席で観れたりしたことを書いてしまう。嬉しくて(猛省)。ほんと申し訳ない。
ただ、そんな話題に付き合ってもらっているのがわかってるんで、専門分野のIT系の資格取得や、必要となるスキル、マネジメントや世の中の動向など...
「これを知っておいて方がいい!」
って思ったことは書くようにもしている。その頻度を上げないといけないんだけど…今は、なんか半ば罪滅ぼし的になってるけど、一応頑張って書こうとしている(苦笑)。
/結論
なので、難しいことを大前提として...
読む人を好きになって、想像して、どうすればその人の利益になるのかを考えて...発信する内容を決めれば、
ポストトゥルースの時代でも、読んでくれる人に好意が滲みでて伝わるはずだから、読んでくれる人も寛容になってくれる可能性が高くなる。
自慢やマウント、自己主張目的、自分のビジネスのためだけの情報発信なんかを、できるだけ避けるのがいいのかな。
東京に向かう新幹線の中で、そんなことを考えていた。