今年は,21日の試験終了後も休まずに…このままの流れで執筆を開始し,毎年毎年ぎりぎりどたばたになっている執筆を余裕をもってやろうと思っています。
10連休で仕上げたる!
今年こそ!!
乃木坂46のスケジュールも早々に発表されているので,わたくしめも頑張ります。
まずは,情報処理技術者試験の分析の前に…IPAの活動の分析を少々。
/令和元年10月の試験
IPAの第16期(平成30年度:平成30年4月1日~平成31年3月31日)の事業実施報告書(財務諸表含む)が出ていないので,まだ何とも言えませんが…
第15期(平成29年度:平成29年4月1日~平成30年3月31日)の事業実施報告書を見ると,今利益剰余金が約3億円貯まっています。
https://www.ipa.go.jp/about/ipajoho/zaimu.html
勘定は独立している試験勘定。原則税金は使っていない。試験作成費は会計上”謝金”扱いになっているそうなので…いつもそれをベースにチェックしています。後は,文面に出ているお金の使い方(詳細は出てないけど)を見ているかな。
で,謝金と利益剰余金の推移を,新試験開始の平成21年度から見ていくと…こんな感じになります(すべて金額は”約”を省略)。
(年度は平成,前が謝金,後ろが利益剰余金)
20事業年度 4億円,8.8億円
21事業年度 3.8億円,7.5億円
22事業年度 2.6億円,9億円
23事業年度 2.4億円,4.2億円(CBT費用へ)
24事業年度 8千万円,2.3億円(大幅受験者減)
25事業年度 5.6千万円,3百万円(積立金崩す)
26事業年度 5千万円,1.5千万円
27事業年度 5千万円,ー4.5千万円(SG開始,値上げ)
28事業年度 5千万円,1.5億円
29事業年度 5千万円,2.8億円
平成27事業年度には利益剰余金が無くなって大ピンチに!危機感を覚えたIPAは受験費用の値上げを行いました。5100円から5700円に。他にも,試験の業務委託費の3%削減なんかも。それにSG試験開始による受験者像もあって…無事V字回復。その後翌年も順調。
後は直近の動きなんだけど…平成30事業年度は,応募者数は微減。iパスのシラバスも変更している。ただ安全確保支援士の研修事業で大幅黒字になっている気がするので…利益剰余金は4億弱になっていると予想(あくまでも予想)。
でも…その金額(4億円)なら,リスクを考えて2020年の基本情報技術者試験の大改訂まで残すと思う。24年~27年の凋落を経験していますからね(4億円ぐらいなら2年連続応募者が減ると…吹っ飛ぶ)。
したがって…令和元年10月の試験も午前は過去問題中心で大丈夫。午前は変わりない。で(毎回作成が必須の)午後問題で新傾向に振ってくると思います。と言っても,AI,IoT,ビッグデータ,クラウドだろうけど。
未来投資戦略で方向性は決まっているもんね。安倍さんはAI,IoT,ビッグデータ,クラウドにシフトしていってGDP上げたいわけだから…数年前からの傾向に表れちゃってる。
平成30年秋及び31年春試験なんかでも…やたら”IoT”が多かったけれど…平成29事業年度の業務実績報告書を見れば,そこに重点分野だと書いているもんな(P.61~71)。
/次回は6月中旬!
なお,IPAの事業実績報告書も,未来投資戦略2019も…最新版が6月の中旬に発表される予定。
なので,それが出たらまた…目を通してここに感想を書きますね。
なお…過去の記事「情報処理技術者試験の問題作成スケジュール」より,10月の秋試験に関しては…現在絶賛問題作成中。
そのベースになっているのは未来投資戦略2018。なので…連休中に,2018年版に目を通しておくといいかも。6か月前のこの時期に。
おススメ。業務知識の赤い本(6版)にも書いているけれど…おススメ中のおススメ。
以上…テキスト改訂の前に行うIPAの分析でした!!