情報処理技術者試験の”ITサービスマネージャ試験”は,
平成21年から開始された試験区分です。
//平成21年(2009年)~//
情報処理技術者試験は国家試験なので,昔は”民間団体の作成した基準”に準拠しなかったのですが,確か…平成13年の改訂で準拠に言及しだして…平成21年度の現行試験制度になった時に,プロジェクトマネージャはPMBOKに,ITサービスマネージャはITILに準拠するようになりました。具体的には午前問題の中に,こんな感じで”元ネタ”が出だしたのです。
平成21年 ITサービスマネージャ 午前Ⅱより
//平成22年(2010年)~//
ITIL準拠になったというものの…午後の試験はさほど変わらず(それゆえITILの定義を知らなくても十分正解できる),さらに…やはり国家試験なので,JIS規格やISO規格になったものはそっちが優先されるので,こんな感じで2パターンの出題があります。
平成22年 ITサービスマネージャ 午前Ⅱより
※JIS Q 20000-1に関しては後述
平成22年 ITサービスマネージャ 午前Ⅱより
ITILは,この年からv3に対応しています。ITILv3のリリースが平成19年(2007年)で,確か(これも記憶だけが頼りなので違っているかもですが…),日本語版でのv3対応試験が開始されたのが翌平成20年(2008年)だったので…とりあえず21年はv2で…そろそろ22年からv3って考えたのでしょう。これ以後v3対応になっています。ただ…平成23年,平成24年は,v2ともv3とも書いてない問題が多かったですね。
//平成25年(2013年)秋~//
平成25年からは,表紙の裏にこんな感じで規格について整理するようになりました。この年からですね…明確に,ITILが2011 editionに準拠するようになったのは。ITサービスマネージャは,JIS Q 20000-1及び2も対象になるため,ここから…この3つの体制になったのです。
平成25年 ITサービスマネージャ 午前Ⅱより
ちなみに…午前Ⅰの問題冊子の表紙の裏にも,平成25年の秋試験の問題から取り入れられています。
そこから平成28年(2016年)まで…微妙にリファレンスが最新版に変わりながら進んできました。ITサービスマネージャだと,JIS Q 20000-2:2013になってます。
これが…
//平成29年(2017年)~//
平成29年の春から,問題冊子の表紙の裏にあった一覧表が無くなりました。個々の問題の中に記載するようになったのです。
まぁ…午前問題使い回すためにデータベース化することを考えたら,個々の問題の中にどの年度のバージョンかを入れておかないと使い勝手が悪いですからね。
//平成30年 ITサービスマネージャは…//
で,そんな話はどうでもよくて…平成30年の秋は,どの基準に準拠するのか…こんな感じになります。
(1)ITIL 2011 edition
(2)JIS Q 20000-1:2012
(3)JIS Q 20000-2:2013
もう問題はほぼほぼ出来上がっていなくちゃいけないので(過去の記事:情報処理技術者試験の問題作成スケジュール),これは変わらないでしょう。
と今回はここまで。
それぞれの概要や差分については,次回後編で解説しますね。この時期だったら…ITサービスマネージャは,こっからやって行った方がいいと思うので。
(つづく…)



