5月になったから…「今日から心機一転!」って考える人も多いと思うので,そんな風に考える時に必要なこと…

 

それは…「その効果がいつ出るのか?」を読み切ること。

 

これって,別の言い方をすると…夢を実現するために,あるいは今の自分を変えたい時に…考えないといけないことでもあると思う。

 

僕は…すごーく重要なことだと考えている。

 

そもそも…ビジネスで戦略を立案する時(”変化”を考えた時)には必ず…その”効果”がいつ出るのかは試算するもんな。

 

それを自分にも当てはめる。

 

 

//効果が出るには…一定の時間がかかる//

 

何かに影響を受けて,何か目的をもって自分を変えようと思った時…

 

自分自身が変わるのは簡単で…それは自分の意識次第なので,今からでも明日からでも変わることはできる。

 

でも…それによって目的が達成できるのが”いつ”になるのか?それを考えていないと,途中で腐ったり,心が折れて諦めたりすることになるよね。意識を強く保って頑張っても,不安が苦痛を産んで…楽しめなかったりする。

 

だから,何か目的をもって自分を変えようと思った時…「その効果がいつ出るのか?」を読み切ることは,その過程を楽しむためにも,諦めず腐らずにことを成し遂げるためにも,とても重要なことになる。

 

 

//例えば…マネジメントでも//

 

例えばそう…”意識改革”で考えてみよう。

 

今,究極の売り手市場で,法整備もあり,マネジメントが大きく変わろうとしているため,自分のマネジメントも変えないといけないと考え…ある日,部下への接し方を変える決意をしたとしよう。いわゆる”意識改革”だ。

 

その時…

 

例えば「すぐに数か月で効果が出る」って甘い見積りをしていたら…当然そんなすぐに効果が出ないので,全く変わらない日常に,そのうち心折れると思う。ただでさえ”変わろう!”って無理しているわけだから,誰にもそれが認められない期間が延々と続くと…そりゃ心折れるよな。

 

でも…その時に「5年後10年後にようやく…」って考えたら全然違うよね。粘りが。そもそも1年でどうにもならないって思っているし,仮に2年立って効果が無くても全然大丈夫…3年でも,4年でも…まだ心には余裕がある。

 

要するに…「焦り」っていうのは,効果が出る時期の見積りを誤っているだけの話であって…そこを読み切れば,焦りなんかに惑わされないというわけだ。

 

 

 

//もっとわかりやすく乃木坂の話で言うと…//

 

もっとわかりやすく乃木坂46の話で言うと…

 

例えば,今回俺が嵌った舞台「星の王女さま」で,あるメンバーが何かを掴んで,その舞台を観ていた観客(俺のようなファン)の評価も高く,手応えを感じたとしよう。

 

でも…その効果はいつ出ると思う?

 

それを読み切るにはいろんな知識が必要になる。業界の事情,エンタメビジネスから,経済や人の心理など,かなり高度な知識が必要になる。少なくとも…芸能界でまだ2年ぐらいしか活動していない10代,20代のメンバ(本人たち)は,そこが絶対にわからない。

 

だから焦ったり,不安に感じたり,苦痛に思ったりするわけなだけど…

 

実際は(見えないところの動きは)…例えばこんな感じだったりする。

 

①翌日,翌々日の握手会…そこに効果はほとんど出ない。というのも,元からのファンが舞台を観て感想を口にするだけだから。

 

②最短の効果は6月9日以後の握手会。なぜなら次の予約が5月10日からで…そのその時の最短日が6月9日からだから。でも…まだまだ大きくは変わらないだろう。増えたとしても少し。6月17日の仙台は変わらない。仙台の新規ファンには,まだまだ伝わっていないからだ。

 

③次の舞台の仕事は?…「あれ,あの子良かったよね。できるじゃん。」っていう声が,例えば舞台を企画する人に伝わるまでに数か月。そこで次の舞台の企画を当てて通すまでに数か月から半年。だとしたら…早くてこの秋。夏ぐらいには本人の耳に入るかもだけど。舞台そのものは冬か。

 

④握手会への効果。今回の舞台(星の王女さま)で少し自分が変わって…握手会での対応も徐々に変化しだしたら,その効果が出るのは早くても次のシングル(21枚目)。③の次の舞台との相乗効果が出始めるのは,次の次の次のシングル(23枚目)。徐々に増えてくるから…

 

⑤選抜入り。選抜が原則握手会の完売状況の影響を受ける現状だとしたら④の後…すなわち,最短でも…その次のシングルなので24枚目になる。

 

要するに…今回の舞台での頑張りで,握手会の売れ行きが良くなるのは23枚目。選抜は24枚目。それを基準に,年齢による売り出しのタイミングを加味して前後することになると思う。だから…早くて22枚目,遅ければ27枚目以後になることも。

 

でも…そう考えれば…「まぁしばらくは今までと変わんないな」って気を楽にすることもできるし…「今,少しずつじわーっと浸透しているんだ」って,想像して楽しむこともできる。

 

例えば俺が…この舞台の良さをあちこちで言いふらして,それが回りまわって”運”になるとしても…それには少し時間がかかるからな。俺の方にも少し頑張る時間が欲しい(笑)。

 

まぁ要するに…それだけ効果が出るには時間がかかるわけだから,そういう事実を上手に自分の中に取り込んでいけば,精神的にもいいし,精神面で余裕が出てくれば…それは間違いなくいい方向に向かう。

 

だから…今回の舞台,評価が高かったわけだから,その効果が出るまでは時間がかかると考えて,もう少し我慢して待つようにするのがベスト。その間,努力を継続するとなお良しって感じかな。

 

 

 

//これはあくまでも想像だけど…//

 

売り出す順番もあるからな。

 

例えば,衛藤美紗さん。彼女は,常に”今”が一番綺麗。しかも顔立ちは…歳を取るごとに魅力を増していくタイプなんで,今もむちゃくちゃ美人だけど,少なくとも50歳ぐらいまでは…年々美しさを増していくはず。下手すりゃ吉永小百合みたいな…年齢を感じさせない美人の大女優になる。歳を取るごとに…今以上に…すなわちとてつもない美人になっていくと思う。AIでシミュレーションしてみたら証明できると思うけど…石田ゆり子,吉永小百合路線だろうな。

 

(で,ここからは想像でしかないけれど…)

 

でも仮にそうなら…今,露出を控えるという戦略になる可能性が出てくるもんな。戦略というのは常に”総合的”かつ”線”で考えるものだから。本人は嫌だと思うけど…例えば50までを見据えてブランディングしているのなら,今はあえて露出を控える(小出しにする)という戦略もありっちゃーありだもんな。

 

 

//自分が変わらなくても…//

 

年齢によって”強み”と”弱み”が全然違うこともある。

 

小学生の頃は「足が速い。元気。明るい」というのでモテてても,10年経てば全然違ってたりもする。「落ち着きが無い」みたいな。

 

”大人しい”とか,”無口”というのも…25歳超えたら”魅力”に変わったりするもんな。自分は変わらなくても…歳相応になることも。

 

佐々木琴子さんっているんだけど…彼女は完全に,衛藤美紗さんの路線。じょしらくで演技できてたし…25歳超えたら凄くなる。あと5年ぐらいゆっくり歩んでほしい…そんな風に運営は考えているのかもしれない。

 

 

//大人は常に”線”で示してあげる必要がある//

 

でも…先にも言った通り…

 

「いつ効果が出るのかを意識する」

 

というのは…いろんなビジネスや戦略に関する知識が必要になる。エンタメビジネスのカラクリに関する知識が。

 

だから若い人には,なかなかその見積りができない。

 

これまでだったら…「そんなの自分で考えろ!」と言って考えさせていてもいいんだけど,今の時代はそうじゃないと思う。そこをきちんと示してあげて…

 

すなわち,だから上司やマネジメントをする人は…

 

”今”何をしたら,それが”いつ”,”どんな”ことになるのか?

 

それを示してあげて…

 

それによって目標や夢がどう近づいてきているのか?

 

そこを見せてあげて…

 

常に,不安を払拭してあげてほしいと思う。確かに,努力を強いるにはある程度”不安”が必要になるけれど,それを煽るのではなく,解消してあげて…その過程をも楽しめるようにしてあげることも考えていってほしい。

 

なんかそういう風に思うし,今はそんな時代になってきたんだと思う。

 

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