今日のYahoo!ニュースで見たんだけど…

 

「顧客の前でキーボードを打つな」と上司に怒られたという話がネットで話題になっているそう。

 

うーん…そうなのか?

 

確かに,お客さんの中には…そういうのが失礼だと思う人もいるから,上司の注意は間違ってはいないのかも。

 

 

//僕も新人の頃,よく怒られていた//

 

そういや僕も新人の頃,4-5年ぐらいの先輩と(上司か?),とある大学のシステム開発を担当していたんだけど…まぁよく怒られていたよな。懐かしい。

 

そもそも僕はメモを取らない。これは新人の頃から。最初はもちろん聞いてくるわけさ,先輩が。「なんでメモを取らない」と。それに対して僕は…かっこよく「いえ,頭の中に全部記憶できるんで」と答えるわけさ。かっこよくね。でも実際は,そこそこ忘れるんだよな~。それでまず怒られる(笑)。

 

ただ…忘れているわけでもないんだよな~正確にいうと。記憶力はいい方なので。別にいちいちメモを取らなくても,常時頭の中で体系化しながら定着させることができる。

 

でも,それじゃあなぜ覚えてないのか?

 

それは,打ち合わせの最中に寝ちゃうから。ついウトウトと。で,さらに先輩は怒るというわけさ。より最悪(笑)。

 

そのうちお客さんが気を遣いだして,僕がウトウトしだしたら…「あ,三好さん,悪いけど飲み物でも買ってきてくれない。今日長くなりそうだし…僕がお金出すから」と助け船を出してくれる。すると先輩が…「あ,こいつまた寝てました?」とツッコむ。

 

古き良き時代の,ほのぼのと仕事をしていた日常の風景。

 

でもまぁ。怒られるわな。新人だし。

 

 

//人目が気になって帰れない?//

 

そういや…よく,先輩や上司が残業しているから…新人は帰りづらいって話もよく聞くけど…

 

僕が新人の頃は,コンパばっかりしていたから…コンパの時間に遅れると相手に失礼なので,気にせず帰っていた。レディを待たせることなんてありえない。

 

というより…わくわく,うきうきして満面の笑顔で帰っていた。“後ろ髪引かれる”どころか,むしろコンパ会場の吸引力が強すぎて…

 

きっと…むちゃくちゃ楽しそうに帰っていくので,先輩も止められなかったのだろう(笑)。あるいは…そもそも配属の最初のあいさつで「残業しません!」って宣言していたからかな。

 

 

ただ…むちゃくちゃ激怒されたこともあった。

 

ある日先輩が「今日は,これ終わるまで帰ったらあかんぞ」と言ってきた日があって…でもその日もコンパで。で,その先輩がトイレに行った隙に,走って帰ったことがあったんだけど…その時はさすがに,翌日の朝こっぴどく怒られたな。僕の出社を鬼の形相で待ち構えていたし。で,その後1週間ぐらい口きいてくれなかった。冷戦状態。

 

でも…ぶれない(笑)。

 

古き良き時代の,ほのぼのと仕事をしていた日常の風景。

 

 

//1年目で全員を怒らせたらしい//

 

結局,1年目は…配属された課の全ての人を怒らせたらしい。入社以来5年間一度も怒ったことの無い“仏のM主任”も怒っていたそうだ。2年目に上がる4月1日,課長直々に…「今年は後輩が入ってくる。だから社会人としての自覚を…」みたいなことを言われた。その時は説教というよりも,もはや“依頼事項”って感じだった。

 

ただ…俺が鈍感なのか,嫌われているって感じは無かったんだよな。社内では,“怖い人”で通っていた課長とも仲良かったし。

 

その課長とはオートバイが共通の趣味で…家にも遊びに行ってたし,ある時,乗らなくなったスクーターをタダでくれたりもした。後に,社内でそれを転売して儲けようとしていたのがバレて,やっぱり怒られたけど(笑)。

 

今となってはもう当時の真意はわからないけど(だから嫌われていたかもだけど),一つだけ言えるのは…きっと先輩たちは皆,ずっと大人だったんだろう。今となっては感謝。

 

 

//言い訳//

 

こう見てきたら…最悪の新人(笑)。新人類や“ゆとり”どころじゃないかもしれない。

 

ただ言い訳じゃないけど,言い訳か…僕にも言い分がある。

 

ひとつは,年齢の違いが全く気にならないこと。立場の違いはわかるので怒られる時は素直に怒られるけど,それ以外は年齢に上下は無いと思っている。オートバイを介した関係だと,俺はレース,課長はツーリングなので,俺の方が上だと思ってたし(笑)。

 

二つ目は,部下は上司をどう使うかを考えるのが仕事で,上司はそれを許容しないといけないと考えていること。機械じゃないんで上司からの一方的な指示だけで仕事が進むとは思っていないこと。

 

そして三つめが,高い生産性をキープすること。やるべきことはやっていたし,仕事は速かったし品質も良かった。プログラマ時代,納品後のバグは記憶にないし。

 

で,2年目か3年目からは,先輩たちが話し合って「三好には裁量権を与えて成果で判断しよう」ということになったらしい。そうすれば社会人としての自覚も持つようになるだろうと。

 

で,それならばと…生産性を高めるために勉強を始めた。

 

古き良き時代の,ほのぼのと仕事をしていた日常の風景。

 

懐かしいし,楽しかったな~。

 

 

//最終的に,環境は自分で造るしかない//

 

僕の場合は,クズのような新人だったけど…でも結局は,“自分らしい働き方”っていうのは自分で勝ち取るしかないんだよな。怒られようが,嫌われようが,信念をもってぶれずに。

 

みんな理想が違うんだから,あるひとつの働き方が正解っていうわけじゃないし。

 

ただ,その時に…

 

眉間にしわ寄せて…いがみ合いながら,苦しみを表現しながら周囲と戦うのではなく,怒られている時はさすがに神妙にしていないといけないだろうけど…,普段は笑顔で楽しそうに,むちゃくちゃ楽しんでいる姿を見せつけることで,自分の主張をアピールした方が効果的だと思う。

 

自慢や当てつけが目的の笑顔は,潰される可能性も高いけど,ただただ純粋に楽しそうにしている姿や笑顔を見せていれば…人って案外,その世界を尊重しようとしてくれる。

 

赤ちゃんの純粋な笑顔は,誰もが守りたくなるよな。

 

それと同じ。

 

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永さんの笑顔も最高だもんな。