昨日(12月20日)は情報処理技術者試験の発表の日で…たくさんの合否報告,ありがとうございます。

 

まだまだお待ちしているので,情報収集のためだけではなく僕のモチベーションアップのためにも(笑)…合否報告,よろしくお願いします!

 

miyoshi@msnet.jp


こっちまで。(さっきアドレスまちがってました...ゴメン)。

 

残念ながら…自分自身は情報処理技術者試験で一喜一憂することも無くなってしまったのですが(まぁ仕事なんで当たり前ですが),その分よけいに…受講生の方,読者の方が合格してくれると本当に嬉しい!もちろん皆さんの努力の成果なんですが,そこに少しでも関与できたと言ってもらえると感無量です。喜びのお裾分けをいただくのも大好物。逆に不合格報告は僕自身もテンション下がるのですが…気を取り直して反省し…僕自身の不足していたことを突き詰めて,次回には,”より増幅する喜び”を得たいかなと。

 

資格は…もっとも平和な武器のひとつですからね。その平和な武器を提供できる教育という仕事は…地味だけど…やっぱり一番好き。特に…好きな人を強くしたい。

 

で…次に向けて一歩踏み出す前に,確認しておきましょう!次,喜びを分かち合うために!

 

 

//他の高度系に合格しているのに不合格の場合//

 

情報処理技術者試験は,試験区分ごとに勉強方法も違えば,準備すること,解答手順も異なります。

 

したがって,情報処理技術者試験というくくりで考えて同じことをやっていても全区分に対して有効ではないのです。

 

過去の成功体験を信じきっていませんか?

 

人はどうしても過去の成功体験を”正解”としてしまうので,同じことをしがちですが…そこを”共通部分”と”特徴”に分解して…特徴に応じた勉強方法,準備,解答手順の確立を目指さなければなりません。

 

同じスタイルでやっていませんか?他の高度区分に合格しているのに,同じように時間をかけても不合格になる場合,特徴を加味したものになっていないかもですよ。

 

※乃木坂46の次世代エース 佐々木琴子

 

//連敗の場合//

 

「弘法も筆の誤り」って感じで,十分実力があるのに落ちてしまうケースがあります。僕も,試験対策だったら”弘法”になると思うのですが…忘れもしない平成13年のSU(情報セキュリティアドミニストレータ初年度)と,16年のAE(アプリケーションエンジニア)は,ガチンコで獲りに行って落ちました。エンベデッドだけはテキストが無く何度も落とされていますが…それ以外では,この2回が弘法なのに筆を誤ってしまいました。

 

ただ…2回以上連続の不合格は,自分の先入観そのものに問題がある可能性が。勉強している場合はその可能性が高く,勉強していない場合でも…1年間あるわけだから…意図しない情報収集はできているはず。にもかかわらずクリアできないってのは,認識誤りを疑った方が良いですね。特に自分はできていると思っていること。それが実はできていないって感じが多い。ほらちょうど…論文で自分では具体的に書いているつもりが,凄く抽象的だったって感じ。それと同じようなことが記述式等にもあるのでは?それを疑った方が良い。

 

ほら…トラブル対応と同じで,ダメなら次ってどんどん視点をスイッチしていくよね。「あれ?あれ?おかしいな?」って思考を堂々巡りさせるのはダメ。

 

スイッチ,スイッチ。切り替え,切り替え。

 

 

//勉強方法は変えなくていい?//

 

勉強方法を変える必要は?自分の記憶しやすいスタイルにあっていない可能性はない?

 

これまでやってきた方法が1か月前から週末に3時間の勉強だとしたら,それを6か月前から週末30分とか,毎日10分とかに変えてみた方が記憶に残りやすかったり。

 

歳取ると記憶力は低下するから,時間を空けて反復回数を増やさないといけない。自分の過去の成功体験は,年齢と共にバージョンアップしないといけないし。

 

他にも,本を読むだけ→単語帳を使う→繰返し”写経”みたいに書いてみる…って感じで暗記方法は変えなくていい?

 

 

//準備するものは?//

 

論文系の5区分でも,論文ネタで準備するもの違うよね。特にSTなんかは,きちんと準備すれば論文は普通に受かるし…逆にAUなんかは準備はいらないし(その代り,システム監査経験者からの助言による軌道修正が必須)。

 

準備するものが違う。

 

 

//解答手順を変える練習は?//

 

午後Ⅰの1問=45分,午後Ⅱの1問=2時間の使い方,内訳。何分で何をするのか?

 

それが試験区分によって違う。

 

しかも,プロセス改善の練習と,知識の補充は同時進行できないから…プロセス改善の練習なら,それに適した方法で45分や2時間の時間の使い方(解答手順)を,過去問題を使った練習によって確立させていく必要がある。

 

「STの午後Ⅰは余裕だったから…PMも」って考える時点でアウトかも。45分の時間の使い方…全然違うから。自分の慣れ不慣れもあるので…やっぱ練習しないと。

 

「過去問題を,時間を計って解く」って言うのは,試験当日の時間の使い方と解答手順,目線の動かし方を決めることが目的なので,そこを意識しないとね。知識の補充が目的なら時間を計る必要ないし,熟読して知らないことが書いてあったら覚えればいいだけ。

 

→ 午後Ⅰ記述式に書いているから。

 

 

//まとめ//

 

過去の成功体験は所詮過去のもの。

 

その成功体験だけに限定される特異性を見極め,それを排除して汎化(標準化)する。そしてその部分だけを残して…次の相手の特異性を見極めて,それをキャッチアップする行動をする。

 

それが一番大事なこと。

 

「変えてはいけないこと,変えなくてはいけないこと」

 

って結局,このことだから。ロジカルシンキングも体系化も。オブジェクト指向の汎化・特化も,標準化するっていうのもみんなこれ。

 

ビジネスもそう,プロジェクト計画もそう,対人関係もそう,恋愛もそう。

 

ということで…このあたりを再考してみてくださいね!