昨日,お待たせしていた論文の添削をやっていたのですが…
最初は,題材についての助言になることが多いですね。
「この事例では,これ以上発展させるのは不可能です。他の事例で行きませんか?」
とか
「この事例ではそもそも無理です。今からひとつ事例を作りましょう」
とか。
でもこれって…事例そのものがNGというのではなく,その事例を書く人の知識と文章力と合わせて考えての判断になるんですよね。
というのも…合格できるだけの十分な知識と,十分な文章力があれば,どういう事例でも評価を落とさないような表現ができるからです。
「本来これは…というケースとは異なるかもしれないが,…と言う部分では共通で…」
とか,
「確かにこういうケースでは…するのが王道だろう。しかし今回は…」
とか。
要するに,高等テクニックなので…それができる人は,その時点で合格レベルにある人なんですね。
なので,何度か添削してみて指摘事項をクリアできているかを見た上で判断しています。知らないからしていないだけなのか,わかっていてもできないのかというのも見極めないといけませんから。
で,その段階の知識や文章力と,試験本番までの伸びの可能性を見て,事例を変えた方が合格可能性が上がると判断した時に提案させてもらっています。
したがって…どんな事例でも合格論文に持っていくことは不可能じゃないけど,それができるのは余裕で合格できる人で,そうじゃなければ事例を変えた方が早い。
そんな感じなんですね。
皆さんも自分の経験やひとつの事例にこだわっていると,合格できるかもしれませんが,書けない問題に直面することも有るので…そんなギャンブルはやめましょうね。
今回,確実に刈り取りたいのなら…いくつかの事例で勝負できるようにしておきましょう。
僕は,そこもお手伝いしますので。
と言ってる間に…バイク便が来ました。最後の確認に入ります。