執筆が佳境の今…ブログで遊んでるほど余裕はないが…どうしても伝えておきたいことがある。
“成長”したいなら,コンフォートゾーンからの離脱ではなく,スリップストリームに入るのが最適だということ。
スリップストリームとは,二輪や四輪のレースで,前を行く車両の真後ろにぴったりと付けて,風の抵抗を無くし…前の車両と一体化して引っ張ってもらう走法をいう。
これで,タイムが全く変わってくる。その効果は絶大すぎるほど絶大だ。
これをビジネスでもやればいい。
俺は,10代の頃から二輪のレースをやっている。もう30年か…今も現役で鈴鹿サーキットを走っている。昔は,KAWASAKIのZXR400Rだった。今は,100ccの小さなバイクだけど…鈴鹿はもう庭みたいなものだ。
あ,そんなベテランレーサー気取っているけど…
最初に言っておこう。
俺は遅い。かなり遅い。レーサーとしては致命的だ。
その理由は,重いからだ。
鈴鹿のS字の上り坂なんかは上らない。「おいおい止まるぞ!」みたいな感じで…体重の軽い子供たちにごぼう抜きされる。
しかも安全第一に考えている。シケインの手前では,いったん停止したいぐらいだ。
加えて,ストレートでも腹がつかえて伏せられない。表も裏もストレートでは顔面に風をまともに受けながら走っている。
以前,なんかの鳥と正面衝突したこともある。
首がもげるかと思った。
でも風除けとしては最適なので,他のライダーは俺を見つけては,その後ろにぴったりとつけて加速し,スピードが乗ってきたところで追い抜いていく。
実はスリップストリームは…かなり距離が離れていても効果がある。10mぐらいなら十分前に吸い寄せられるからスピードが乗る。
なので他のライダーは俺を前に見つけると喜ぶ。
オアシス的存在だ。
…虚しい。